ニュース

FitEar、オンキヨー製マグネシウム振動板BAのカスタムIEM

「FitEar H1 Custom」

須山歯研は、オンキヨー製のマグネシウム振動板バランスドアーマチュア(BA)型ドライバーを採用したカスタムインイヤーモニター(カスタムIEM)「FitEar H1 Custom」を発表した。発売日は未定だが、9月18日に中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドフォン祭2022」の会場限定で先行販売している。価格はオープンプライスで、一般販売時の店頭予想価格は143,000円前後。2023年春頃には、ユニバーサルモデルも発売予定。

ヘッドフォン祭の先行販売ではシェル/フェイスプレートカラーは黒のみで、特別先行価格は132,000円前後。先行販売終了後の予定は、後日改めて発表される。

オンキヨーより供給されるマグネシウム振動板BAドライバーを、FitEarのカスタムIEMとして初めて搭載したモデル。開発にあたり、ワイドレンジで美しい響きを有するマグネシウム振動板BAドライバーの美点を活かすことを最優先したといい、ユニット構成はシングルフルレンジに高周波数帯域をわずかに追加する“1+1構成”のBAドライバー+ツイーターユニットとなっている。

シェルデザインはミドルレッグシェル。オンキヨーとの技術的コラボレーションの証として「POWERED BY ONKYO」のロゴもあしらわれる。付属ケーブルはFitEar cable 005ブラック(3.5mmステレオミニプラグ)。ペリカン1010ケース(黒色)やケーブルクリップ、メッシュポーチ、クリーニングブラシが付属する。

内部ユニットは、7月発売のユニバーサルモデル「FitEar Silver」と同じ構成を採用しており、「Silverと同様にピークレスでよどみのない、スムーズなサウンドを提供」する。もともと社内ではマグネシウム振動板BAドライバーを使用したプロジェクトとしてH1の開発が進んでおり、そこに同じく以前から社内で研究していた鋳造によるシルバー筐体を組み合わせ、H1に先行する形でFitEar Silverを発表したとのこと。

またFitEarでは、2001年のスタート時から同社代表の須山慶太氏が製品開発を行なっていたが、近年は社内若手スタッフを中心とした新しい製品開発体制へ徐々に移行しているといい、H1はその新体制で開発した製品となっている。