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Roon、外出先から音楽再生「Roon ARC」。Appleシリコン対応のver2.0も

モバイルアプリ「Roon ARC」を提供開始した

音楽再生ソフト「Roon」が21日、大型アップデートを実施。外出先から自宅のRoonライブラリにアクセスできる新アプリ「Roon ARC」をリリースしたほか、Apple製プロセッサー(Appleシリコン)のネイティブサポートを含む「Roon 2.0」を提供開始した。

Roon ARCは、Roonユーザー専用の無料モバイルアプリ。Roon ARCを使うことで、自宅に構築したRoon環境(Roon Core)にモバイルデバイスから直接アクセスする事が可能。アーティストやアルバム、プレイリスト、タグを含むライブラリを、リモートでアクセスできるようになる。英語版のみの提供で、対応OSはiOS 12.0およびAndroid 9以上。

Roon Coreを搭載したRoon ARCは、独自のカスタムストリーミングサービスとして機能。自身のライブラリと合わせ、TIDALやQobuzなどで配信されているデータとも統合できるため、外出先からでも音楽コレクションを探索できる。

またRoon ARCは、Roonの豊富かつ詳細なメタデータと、AI活用の音楽レコメンデーションエンジン「Valence」によってサポートされており、外出先から楽しむための「Roon Radio」「New Releases For You」「Daily Mixes」などの各種ディスカバリー機能も用意。オーディオ品質も最優先しており、自宅のRoonと同じオーディオエンジンが採用されているという。

なお、Roon ARCは自宅で使用するリモコンアプリ「Roon Remote」とは別物。外出先からRoonにアクセスするには、Roon ARCをダウンロード、利用する必要がある。

Roon 2.0では、新たにAppleシリコンのネイティブサポートを実現。

AppleのRosetta互換レイヤーを必要としないため、macOSでのRoonパフォーマンスが大幅に向上。「macOS、Windows、およびLinuxの間に有意なパフォーマンスの違いがなくなるはず」という。また、ネイティブサポートと合わせ、RoonのDSPエンジンを、macOSおよび Appleシリコン向けにさらに最適化しているとのこと。

Roon 2.0では、対応OSも更新。Windows 10以降、macOS 10.15(Catalina)以降が必要で、32ビット版のWindowsはサポート外になった。古いOSを使用する場合は、「Roon 1.8 Legacy」(修正とセキュリティアップデートのサポートは2022年12月31日まで)の使用を案内している。

Roonは、ホームサーバーやPCの楽曲管理・ネットワーク再生、対応機器連携などを実現するオーディオソリューション。対応のサーバー機器(Roon Server/PC含む)の楽曲を、リモコンに相当するアプリから制御し、対応プレーヤーに出力できる。利用料金は月12.99ドルまたは年119.88ドルで、無期限は699.99ドル。

ntroducing Roon 2.0 and Roon ARC
Getting started with Roon ARC