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オヤイデ電源ケーブル「L/i50」シリーズが18年ぶりリニューアル
2022年9月27日 15:00
オヤイデ電気は、「音が良くなる電源ケーブル」として、伝統のオヤイデサウンドを継承するオーディオ用電源ケーブル「L/i50」シリーズを18年ぶりにリニューアル。「L/i50 V6」と「L/i50 OFC R3.0」の2種類を9月30日に発売する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格はL/i50 V6が20,350円前後(1.5m)、L/i50 OFC R3.0が12,650円前後(1.5m)。0.5m増すごとにL/i50は+2,200円、L/i50 OFC R3.0は+1,650円。
L/i50 V6
伝統のオヤイデサウンドのDNAを受け継ぎながらも「現代のオーディオに不可欠なハイスピード、高解像度、広大なサウンドステージを兼ね備えた製品へと生まれ変わった」というモデル。
使用されているケーブルや電源プラグ、IECコネクターといった主要パーツは“音を良くするためだけ”にこだわり抜いたオーディオ専用パーツで、厳しい生産管理のもと、高品質な材料を使用し、精度を高めた“Made in Japan”にこだわって製造している。
導体はOFC(ホット/コールド)+錫メッキOFC(アース)。高純度OFCに長時間低温焼鈍を行ないながら製造。銅を伸ばす工程で発生する応力歪に対して急激な変化を与えないよう、低温でゆっくりと時間をかけながら伸線している。これにより導体内部組織が均質化され、安定した伝送を実現するという。
絶縁材は振動吸収性に優れ、機械的強度を有する強化シリコンゴム。瞬間的な電流負荷変動による振動を吸収し、不要な響きを抑え、原音忠実性を高めた。さらに4本の内部配線はそれぞれ強化繊維(テトロン)スリ-ブで被覆され、ケーブル内部の共振を抑え、優れた振動制御能力を発揮する。
4本の導体を対角線上に撚り合わせるスターカッド撚り構造で、ケーブルから発生する磁界を互いに打ち消し合うため、通常のケーブルに比べ低インダクタンスとなり、ケーブル内部で発生する輻射ノイズを大幅に軽減するという。
電源プラグはすべての素材・構造を再検討したというオーディオ用「AP-029」、IECコネクターは「AC-029」。「デュアルハウジング構造」や「フレックスケーブルクランプ方式」、「ARMOREDメカニカルアース」など、他に類を見ないアイデアが盛り込まれており、ケーブルへの負担を緩和し、不要な振動を抑えることで制振性が向上。「接触抵抗の少ない真鍮無垢の刃は、よりナチュラルでレンジ感の広い音を生み出す」としている。
現代のデジタル環境に対応するべく、電磁波吸収体を標準装備。接点で発生する磁気歪みを吸収し、不要なノイズをジュール熱に変換させることで、電源の質を大幅に改善する。
ケーブル導体断面積は4.0SQ(7組/25本/0.12各1対)、ケーブル外径は10.5mm。
L/i50 OFC R3.0
オーディオファイルのみならず、ミュージシャンやスタジオでも絶大な信頼を得ているオーディオ用電源ケーブル「L/i50 OFCケーブル」。3度にわたるマイナーチェンジを経て、より完成度を高めたものが、今回のL/i50 OFC R3.0となる。安定した伝送性能と音質は「どなたにもお勧めできるエントリーモデル」とのこと。
導体はL/i50 V6と同じく、OFC(ホット/コールド)+錫メッキOFC(アース)で、高純度OFCに長時間低温焼鈍を行ないながら製造。絶縁材も、振動吸収性に優れ、機械的強度を有する強化シリコンゴムを採用している。4本の内部配線はそれぞれ強化繊維(テトロン)スリーブで被覆され、ケーブル内部の共振を抑え、優れた振動制御能力を発揮するという。
4本の導体を対角線上に撚り合わせるスターカッド撚り構造で、ケーブルから発生する磁界を互いに打ち消し合うため、通常のケーブルに比べ低インダクタンスとなり、ケーブル内部で発生する輻射ノイズを大幅に軽減するという。
電源プラグはホスピタルグレード「明工社 ME2591」。ホスピタルグレードの接触抵抗は、一般的な家庭用電源プラグに比べて約1/4以下に抑えられるという。機器接続用のIECコネクターには「SCHURTER 4781G」を採用。標準品のブレード部分(刃)をバフ研磨し、接点部分の表面を平滑化した後、2μ厚24K金メッキを施した。
ケーブル導体断面積は4.0SQ(7組/25本/0.12各1対)、ケーブル外径は10.5mm。