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オヤイデ、“妖艶なる音色”の高品位電源ケーブル

「VONDITA-X」

オヤイデ電気は、オーディオ用電源ケーブル「VONDITA-X」を3月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は77,000円(1.8m)。

「妖艶なる音色。」をコンセプトに開発された高品位な電源ケーブル。プラグ・コネクタ部は、ハイエンドモデルとしてラインナップするM1/F1をベースに、「VONDITA-X」専用のV-XY/V-XXを開発、採用している。

インナーハウジングには、M1/F1同様に優れた機械特性と、電気絶縁性を併せ持つPOMを採用。アウターハウジングには、ジュラルミンのA2017を使用し、耐ノイズ性と強度が高く、振動を素早く分散させ抑えられるという。これら2つの素材を組み合わせたハウジング構造により、不要な付帯音の発生を抑制するとしている。

プラグはプラチナ・パラジウムメッキ、コネクタには金メッキと異種メッキを組合せて利用。電極はM1/F1と同じく、レンジ特性に優れたベリリウム銅素材を採用している。これらにより、「音楽を魅力的に再生する適切な空間の広がり、息づかいまで描写する艶やかながら芯のある歌声を表現することを可能にした」という。

ケーブルには、徹底した制振へのこだわりにより、シルク介在、二重らせん構造のドレイン線や、異素材を組み合わせた外装シースを採用。振動への対策は、オーディオにとって重要な要素なため、ケーブルの内部設計においても妥協なく反映したとしている。

シルク介在は、静電気抑制にも効果を発揮。これらの内部設計と、精密導体"102SSC"を使用した特殊撚り構造による4.0sqの内部導体により、「静寂ながらも空間表現力に優れ、最適な帯域バランスを保ちながら音楽を再生する」という。

ケーブルがもつ本来の魅力を引き立たせるというエージングの一種であるQBT処理も施している。

ケーブル外径は13mm。ケーブル長は1.8mで、ケーブル延長は0.5mごとに6,600円。