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イプシロンロケット6号機での小型SAR衛星打ち上げ、12日9時ライブ配信

スカパーJSATが出資、業務提携するQPS研究所は、小型SAR衛星3号機「アマテル-I」および4号機「アマテル-II」のイプシロンロケット6号機による打ち上げを、10月12日9時50分から鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で実施する。リアル・オンライン両方によるハイブリッド形式のパブリックビューイングも行なわれ、オンライン配信は同日9時35分から、福岡県宇宙ビジネス研究会のYoutubeチャンネルにて実施される。

なお、ロケットの都合により、打ち上げ日時は急遽変更になる可能性がある。

打ち上げ予定時刻は9時50分43秒〜9時55分11秒。リアルイベントのメイン会場は福岡銀行本店広場。会場では打ち上げの模様を大型モニターで見ながら、QPS研究所の大西俊輔代表取締役社長CEOが今回のプロジェクトの背景や同社の技術、開発秘話などが語られる。

さらに打ち上げを見られる「IHIスペースポート内之浦」とも中継を繋ぎ、肝付町の永野和行町長、QPS研究所ファウンダーの八坂哲雄氏、そして応援に駆けつける関係者とともに現地からその様子を届けるとのこと。イベント先着500名にはステッカーや缶バッジ等の記念グッズが配られる。

打ち上げられる「QPS-SAR」は、QPS研究所が開発した、収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナを搭載した高精細小型SAR(合成開口レーダー)衛星で、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストが特徴。現在は1号機「イザナギ」、2号機「イザナミ」の2機が運用されている。

今回打ち上げる3号機「アマテラス-I」と4号機「アマテラス-II」は、「イザナギ」「イザナミ」の開発・運用成果を元に改良を重ね、複数の人工衛星によって、高頻度な地球観測を可能とするシステム「コンステレーション」を成す、最初の2機という役割を持ち、太陽同期軌道に投入することで「地球観測サービスにおける全地球観測対応の強化を図る」という。

この3号機と4号機は、2号機から、展開型太陽電池パネルとバッテリーの追加や、アンテナリブの本数増加、JAXAとアルウェットテクノロジーが共同開発した「軌道上画像化装置」と軌道制御用スラスターの搭載といった改良が施されている。

QPS小型SAR衛星「アマテル- I & II」打上げパブリックビューイング

パブリックビューイングYoutueライブ配信
日時:2022年10月12日(水) 9:35~11:30(予定)
URL:https://www.youtube.com/channel/UC-CH5pUXZa1OLDeCCBS_NZQ

日時:2022年10月12日(水)9:35〜11:30予定(開場9:00)
打上げ予定時刻:9時50分43秒〜9時55分11秒
会場:福岡銀行本店広場(福岡市中央区天神2-13)※当日自由参加可能です

主な出演者:
《福岡会場》
福岡県知事 服部 誠太郎(はっとり せいたろう)氏
福岡県議会議長 桐明 和久(きりあけ かずひさ)氏
タレント 中島 浩二(なかじま こうじ)氏
株式会社QPS研究所 代表取締役社長CEO 大西 俊輔(おおにし しゅんすけ) 他

《内之浦(サテライト)会場》
鹿児島県副知事 須藤 明裕(すどう あきひろ)氏
肝付町長 永野 和行(ながの かずゆき)氏
宇宙キャスター 榎本 麗美(えのもと れみ)氏
株式会社QPS研究所 ファウンダー 八坂 哲雄(やさか てつお)他
(「IHIスペースポート内之浦」での一般入場申し込みは締め切り済み)

次第:
9:35~  オープニング(福岡県服部知事のご挨拶、QPS-SARプロジェクトの紹介)
9:50~  カウントダウン→打上げ→衛星放出まで(約1時間10分)
※衛星放出までの間は、出演者によるトークセッションの他、内之浦から打上げを見守るプロジェクト関係者への生インタビュー中継、九州各県自治体からのコメントを予定。

11:10~ 衛星放出確認後、クラッカーでお祝い
11:15~ 祝辞(桐明県議会議長 他)
11:20~ 皆様へ御礼の言葉(QPS研究所大西、八坂より)
11:30〜 フォトセッション
※時間、出演者、プログラムの順番、内容は変更する可能性あり。

その他:
イベント先着500名様に記念グッズ(ステッカー、缶バッジ等)を配布