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ソニー、240Hz対応27型ゲーミングモニタ「INZONE M3」
2022年11月17日 10:09
ソニーは、ゲーミングブランドのINZONEより、240Hzのハイフレームレートに対応した27型フルHDのゲーミングモニター「INZONE M3」を12月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は86,000円前後。カラーはホワイト。
IPSのノングレアパネルを採用したモデル。解像度は1,920×1,080ドット、応答速度(GTG)は1ms(高速モード)。発売中の4K/144Hz対応モデル「INZONE M9」はバックライトがLED直下型で部分駆動を採用しているが、このM3ではエッジ型バックライトを採用する。
NVIDIAのG-SYNC Compatible、VRR(HDMI 2.1)の両方に対応し、PCでもPS5でも、表示のカクつきを抑える。高リフレッシュレート対応ながら、DisplayHDR 400と10.7億色表示に対応しているのが特徴で、HDRコンテンツでは、高コントラストかつ色鮮やかな映像表現が可能。
FPSゲーマーの多くはRPGやアクションなど、他ジャンルのゲームもヘビーにプレイする傾向にあるといい、競技性の高いジャンル以外のゲームや、普段使いにも最適という。
色域はsRGBカバー率99%、ピーク輝度は400cd/m2、ダイナミックコントラスト比は1,000:1。視野角は上下左右178度。
PC用に設定ソフト「INZONE Hub」を用意。人気ゲームジャンルのFPSでも、作品によって敵を見分けやすい輝度や色が異なるといい、各タイトルに合わせて微調整することで“ゲームで勝利しやすい画質”になるという。
INZONE Hubでは、eスポーツ専用機にも劣らない画質調整設定の項目数を用意し、調整幅も0～100%を選択できる項目を多く用意したとのこと。これらの設定はゲームタイトルごとに保存することもできる。
PS5との連携機能として、オートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードを備えた。
パソコンとPS5などのコンソールゲーム機を両方M3に接続した時に、入力切り替えと共に、自動でキーボード、マウス、ヘッドセットの接続先を切り替えてくれる「オートKVMスイッチ」にも対応する。
入力端子は、DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.1×2、USB-A×3(ダウンストリーム)、USB-B×1(アップストリーム)、USB-C×1(DP Alt mode/アップストリーム)。ステレオミニの音声出力も備えている。これとは別に、2W×2のスピーカーも内蔵する。
スタンドはM9と同じ特徴的な三脚型。PCゲーマーは、キーボードの斜め置きやディスプレイに近い前傾姿勢、大きなマウスパッドを使うなど、姿勢やキーボード・マウス環境がさまざまで、スタンドに干渉することが多いといい、この三脚型スタンドではプレイスタイルの妨げにならないという。
ACアダプターはM9よりも小型のものを採用する。小型ながら高い安全基準で設計されており、消費電力最大時でも発熱を抑えている。
スタンドを含めた外形寸法は約61.5×24.8×47.9cm(幅×奥行き×高さ)。DisplayPortケーブルや、Color Calibration Factory Reportなどが付属する。