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ダイナベクター、低出力な入門カートリッジ「10X5 MKII LOW」

MCカートリッジ「10X5 MKII LOW」

ダイナベクターは、出力電圧を抑えた新しいMCカートリッジ「10X5 MKII LOW」を12月15日より発売する。価格は103,400円。同一モデルの新品交換や、旧モデル(10X5)からの買い替え時に適用となるトレードイン価格は、82,720円。

定番の高出力MCカートリッジ「10X」シリーズの構造をそのままに、一般的なMCカートリッジと同じ“低出力”とした新モデル。出力電圧を0.5mVとすることで、エントリークラスの昇圧トランスやヘッドアンプとの相性を高めており、「初めての低出力MCカートリッジとしても最適」という。

スタイラスチップの形状は、従来の楕円からラインコンタクトのシバタ針タイプIIIに変更。さらに、カンチレバーも硬質アルミニウムパイプへアップグレードした。これにより、レコードの溝に対する追従性が大きく向上し、いままで以上に高い分解能の音楽再生を実現した。

他の同社カートリッジと同様に、エアギャップ内の磁束変動の干渉を消去する「フラックスダンパー」、そしてサマリウムコバルト磁石やネオジム磁石などの強力な希土類磁石の内部抵抗を低減する「ソフト化マグネット」を採用した。

アルミ削り出しヘッドブロックを新規に採用。ヘッドシェルへの強固な取り付けも可能とした。

チャンネルセパレーションは、25dB以上(@1KHz)。チャンネルバランスは1.0dB以下(@1KHz)。周波数特性は、20Hz~20kHz(±2dB)。コンプライアンスは12mm/Nで、針圧は1.8~2.2g。インピーダンスは32Ωで、推奨負荷抵抗は100Ω以上。自重は7.5g。