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EARMEN、プリアンプとしても使えるハイレゾDAC搭載ポータブルアンプ

「ANGEL」

ユキムは、EARMENブランドより、高性能プリアンプとしても使えるポータブル・フルバランス型ハイレゾ対応DAC搭載ヘッドフォンアンプ「ANGEL」を、2月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は143,000円前後。

DACからアナログ出力まで完全バランス構成で構成されたヘッドフォンアンプ。発売中のヘッドフォン/プリアンプ「CH-AMP」同様、SE/BAL信号に等しく作用するアンプ・トポロジーを踏襲することで、シングルエンドの信号にもノイズや歪みが増えないように設計されているという。

EMI(電磁妨害)やインダクタンスを最小にするため慎重に検討されたPCBレイアウトと超低ノイズのリニア電源の採用により、120dBという驚異的なダイナミックレンジを実現している。全高調波歪(THD)は0.005%以下(シングルエンド・ダイレクト)、0.002%以下(バランス・プリ)。

DACチップはESS製「ES9038Q2M」を採用し、最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 512のネイティブ再生ができ、MQAレンダリングも可能。入力はUSB Type-C(データ×1、チャージ×1)と同軸/光デジタル×1。出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスが各1系統。

ヘッドフォンアンプ出力は、シングルエンドが2.9Vrms、バランスが5.5Vrms。サウンド・パワー、音量、ダイナミクスをより高めることが可能なGain+モードも備え、Gain+モード時はシングルエンドが7.0Vrms、バランスが11.0Vrms。

3,000mAh×2の2セルバッテリーを搭載し、最大7時間の連続使用ができる。フル充電時間は3時間。充電用ポートが独立しているため、充電しながらの連続使用もできる。

プリアンプ・オプションも備え、ANGELをホーム・オーディオのプリアンプとして使用することも可能。3.5mmのシングルエンド出力か、4.4mmバランス出力の選択ができる。

外形寸法は66×152×27mm(幅×奥行き×高さ)、重さは340g。長さ1mのUSB Type-C to Type-Cケーブルが付属する。