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AK初、A級アナログポータブルアンプ「AK PA10」
2022年12月16日 11:00
アユートは、Astell&Kernブランド初となる、A級アンプ搭載のアナログ・ポータブルアンプ「AK PA10」を発表した。2023年1月発売予定で、店頭予想価格は94,980円前後の見込み。製品の詳細や国内での発売日は、確定次第改めてアナウンスするという。
これまで培ってきたアンプ回路設計技術のノウハウを最大限活用したという、Class-A(A級動作)アナログアンプ。
効果的な電源ノイズの除去、効率的なパワーマネジメントなどを可能にするという独自のTERATON ALPHAテクノロジーにより、「歪のないClass-Aアンプの自然で広がりのあるリニアなアナログサウンドをより強化した」という。
3段階の設定が可能なClass-Aカレント(電流)コントロール、2段階設定でバランス出力時最大6.2Vrmsの出力が可能なゲインコントロール、元の音源ソースを劣化させることなくシームレスで洗練されたクロスフィード効果をもたらすというハードウェア・クロスフィードも搭載した。
「様々なオプションでデジタルオーディオプレーヤーやDAC、デバイスと接続してAstell&Kernのピュアなアナログサウンドを楽しむことができる」という。
ポータブルClass-Aアナログアンプとしては珍しく、4.4mm 5極のバランス入出力をサポート。3.5mm 3極アンバランス入出力にも対応する。なお、音源ソースを最大限劣化させずに増幅して出力するために、3.5mm入力時は3.5mm出力のみ、4.4mm入力時は4.4mm出力のみのトゥルー出力になるという。
独自のアナログボリュームを搭載。クロスフィード、ボリューム、アンプなど、オーディオブロックごとに電源ICを分けて搭載しており、各オーディオICに最適な電力を供給する。DC-DC電源の干渉リップルノイズ(電源投入時に発生する波紋状のノイズ)を排除し、音と共に増幅されるノイズを最小限に抑えた。
ノイズや電磁波がオーディオブロックに影響を与えないよう、独自のシールド缶技術も投入。アンバランス回路とバランス回路を物理的に分離する設計で、高出力ながら、低ノイズ・低歪化を実現した。
電源には4,200mAhのバッテリーを搭載。最大約12時間の連続再生が可能で、急速充電にも対応する。
筐体のデザインコンセプトは「スロープ」。Astell&Kernのアイデンティティを示すと共に、「力強い性能と手に持ったときの優れたエルゴノミクスフィットをイメージした」という。
