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YouTubeやABEMAアニメを高画質化するChrome拡張「AnimeSR」

AnimeSRのON/OFF比較画像

ラディウス・ファイブ(RADIUS5)は、YouTubeやABEMA、ニコニコ動画などのアニメ作品をリアルタイムで高解像度化して視聴できるChrome拡張機能「AnimeSR」をリリースした。無料で利用できるが、性能向上やChromeのアップデート対応など、継続的な提供のための寄付も行なえる。

AnimeSRは、ブラウザで利用できるように軽量な高解像度化モデルを組み込んだChrome拡張機能。

同社は、アニメを4Kや8Kなどに変換するサービス「AnimeRefiner」(アニメリファイナー)を2020年にリリース。VODやYouTube、映画等で放送するためのマスターデータを、高品質に解像度を上げる取り組みを行なってきたが、「YouTubeなどで配信されているアニメを高解像度化して見たい」という声が寄せられるようになり、AnimeSRを開発したという。

Chrome拡張機能「AnimeSR」

高解像度化の強度は、弱、中、強の3種類から選べ、利用者の好みやマシンスペックによって、適宜変更して閲覧することが可能。ただし、高解像度化の強度が強いほど、高いマシンスペックが必要となる。

AnimeRefinerとは異なるAI技術が用いられており、「精度はAnimeRefinerほどは高くありませんが、高いマシンスペックがなくてもリアルタイムでの高解像度化を行うことが可能」とのこと。

AnimeSRが利用できるのは、YouTubeやABEMA(生放送以外)、ニコニコ動画など。DRMで保護されているVODサービスは対応しない。開発初期段階のため、未検証のVODサービスにおいては、うまく高解像度化されない可能性もある。なお、「今後のリリースで対応できるVODの種類を増やしていく計画」という。

対応ブラウザは、Chrome 94以降。ファイルサイズは、392KB。

720p、24fpsのアニメ映像をリアルタイムに処理する場合、パワー弱・中の推奨環境は、CPUが第8世代Intel core i5-8260U以上、メモリが8GB以上、GPUがIntel Iris Plus Graphics 655、1536MB。パワー強の推奨環境は、CPUが第8世代Intel core i7-8550U以上、メモリが8GB以上、GPUがGeForce GTX1070以上/ビデオメモリ4GB以上。