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FiiO、約1.5万円でバランス対応のDAC内蔵ポータブルアンプ

「Q11」

エミライは、FiiO ElectronicsのDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「Q11」を2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,850円前後。

Cirrus Logic製DACチップ「CS43198」を搭載。384kHz/32bitまでのPCM、DSD256の再生をサポートする。このハイパフォーマンスなDACチップを活かすため、2つのオペアンプや高精度な水晶発振器、低ノイズレギュレータなどの高品質なコンポーネントを採用した。またこれにより、優れた音の再現性と瑞々しさを感じるサウンドを実現したとしている。

入力はUSB-C、出力は3.5mmステレオミニと4.4mmバランスで、3.5mm出力は同軸デジタル出力も兼ねる。なお、同軸デジタル出力を行なうためには、別途「3.5mm 4極 コアキシャルケーブル」が必要となる。

出力は前世代モデル(Q1 Mark II)との比較において、バランス出力時で約2.9倍の650mW(@32Ω)を実現した。シングルエンド出力時の最大出力は165mW@32Ω。ゲインはハイとローの2段階から設定が可能。接続するイヤフォンやヘッドフォンに合わせて、最適な音量に調整できる。

SN比はシングルエンド出力時で≧122dB、バランス出力時で≧124dB。THD+Nはいずれも0.0006%以下。

ボリュームノブは、滑らかな手触りとグリップ感、そして回転させたときの重みにこだわったとのこと。電源スイッチも兼ねるため、電源オンからボリュームの調整までをシームレスに行なえる。

筐体には、内部の主要コンポーネントを覗き込めるだけでなく、再生中データのサンプリングレートやDSDファイルに応じたLED効果を楽しめるライトウインドウも搭載した。「FiiO Control」アプリと連携することで、LED効果のオン/オフを設定できる。

バッテリー容量は2,600mAh。連続動作時間は、シングルエンド出力時で約13.5時間、バランス出力時で約13時間。

外形寸法は60.5×105.7×16mm(幅×奥行×高さ)、重量は約150g。USB-A to Type-Cケーブルや、USB Type C to Type Cケーブル、USB Type C to Lightningケーブル、スマートフォン装着用X型シリコンバンドなどが付属する。