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SHANLING、microSD搭載ポータブルDACアンプ「H7」

「H7」

MUSINは、microSDカードスロット搭載のSHANLINGのポータブルDACアンプ「H7」を1月31日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は110,000円前後。

USB-DAC機能、光デジタル、同軸デジタル入力を備え、Bluetoothレシーバー機能も備えたポータブルDACアンプ。microSDカードスロットも備え。2TBまでのカードが対応。microSDに保存した音楽ファイルを再生でき、ケーブルなど外部の影響を受けることなくローカルファイルが楽しめるという。

microSDカードスロット搭載

DACチップは、AKM製「AK4499EX」と「AK4191EQ」を採用。デジタル部とアナログ部のクロックを切り離すことで、ノイズレスで高精度なD/A変換を実現したという。

アンプ回路は、TI製「TPA6120A2」を中心に設計。パナソニック製タンタル・コンデンサとELNA製アルミ電解コンデンサ「SILMIC II」を緻密に調整し搭載したことで、滑らかで温かみがあり、ナチュラルでパワフルなサウンドに仕上がったという。

ローパスフィルタ回路は、低ノイズと高帯域幅に長けたTI「OPA2211」を採用。100μFのWE製コンデンサと超低ノイズLDOレギュレータを組み合わせることで、てクリーンな出力を実現したとする。

アンプ回路
ローパスフィルタ回路など

Analog Devices製オペアンプ「ADA4896-2」と、抵抗とコンデンサを最適化して組み合わせたSHANLING製I/V変換回路を採用。また、SHANLING製FPGA技術と低位相雑音で定評のあるKDS(大真空)製水晶発振器を2基搭載。位相雑音を極限まで抑え、純粋で原音への忠実性の高いサウンドを実現したとする。

USBチップセットは、XMOS製「XU316」を搭載。USB Audio規格のUAC 1.0およびUAC 2.0をサポートする。16コアの処理能力により、PCM 768kHz/32bit、DSD512、MQAフルデコード(8倍まで)に対応する。

ヘッドフォン端子とダイヤル
各種入出力端子

入力はUSB-C、デジタル(光デジタル、同軸デジタル)、出力は6.35mm、3.5mm、4.4mm、アナログRCAに対応。シングルエンド出力は最大450mW@32Ω、バランス出力は最大1300mW@32Ω。Low、Medium、Highの3段階のGain設定を搭載するため、最適なボリュームに調整することができる。

Bluetooth 5.0準拠で、レシーバー機能を備える。コーデックはSBC、AAC、LDACをサポート。

専用アプリで操作可能

専用アプリ「Eddict Player」を使用することで、スマートフォンから各種設定や音楽ライブラリにアクセスできる。

バッテリー容量は6,800mAh。最大連続再生時間は、シングルエンド出力時で10時間、バランス出力時で8時間。

LEDインジケーター
ダイヤル操作方法

1.44インチのモノクロ有機ELディスプレイを搭載。LEDインジケーターでサンプリングレートなど状態を確認できる。ダイヤルでは、電源オン/オフなど各種操作が可能。

外形寸法は85×142×25mm(幅×奥行×高さ)。重量は352.5g。充電ケーブル、USB-C OTGケーブル、3.5mm-同軸ケーブル、専用収納ポーチ、グリップシールが付属する。

別売で専用ケースも用意する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,000円前後。素材はPUレザーで、カラーはブラック。外形寸法は87×139×30mm(幅×奥行×高さ)。重量は30g。

「H7専用レザーケース」