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PS5、Discordに対応へ。ベータ版ソフトウェア配信開始
2023年2月2日 18:38
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5でのDiscordボイスチャット対応や、1440p解像度でのVRR(可変リフレッシュレート)などに対応するPS5システムソフトウェアのベータ版を発表した。このベータ版は日本、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランスの一部の参加者が対象で、参加に選ばれるとソフトウェアがダウンロード可能になった時点でメールが送られる。新システムソフトウェア正式版の配信時期などは明かされていない。
ベータ版システムソフトウェアでは、PS5からDiscordボイスチャットに参加可能。他のゲームプラットフォームで遊んでいる友人とも、簡単にチャットができる。ベータ期間中は、PS5の「設定」→「ユーザーとアカウント」→「他のサービスとリンク」からDiscordを選択し、PlayStation Network(PSN)のアカウントとDiscordアカウントをリンクさせる必要がある。
なお、すでにPSNとDiscordのアカウントをリンクしている場合でも、Discordボイスチャットとの連携に必要な権限の認証のため、PS5から再度アカウントをリンクする必要がある。また、後日正式版のシステムソフトウェアがリリースされた場合は、現在と同様にWindows、Mac、モバイル機器からもPSNとDiscordのアカウントの連携が可能になる。
連携完了後、スマートフォンのDiscordアプリでは「音声」コントロールを上にスライドすると「PlayStationで参加」という新しいボタンが表示される。PCでDiscordを開いている場合は、電話とゲームコントローラーが隣り合わせになったようなボタンが表示されるとのこと。次に、どのゲーム機にボイスチャットを転送するかを選択する画面が表示され、ここでPlayStationを選択すればボイスチャットを利用できる。
コンソール上では、Discordでおなじみのすべての操作が可能だといい、「スナックを食べている間に他の人の音量を下げたり、バイブスの合う音声チャンネルの名前を確認したり、通話を終了したりできる」とのこと。PS5のDualSenseコントローラーに内蔵されているマイクを使うこともできる。
また、VRRに対応しているHDMI 2.1ディスプレイを使用して、VRR対応のゲームを1440p解像度でプレイしている場合、よりスムーズな映像表現でゲームを楽しめる。PS5の1440p映像出力も拡張され、より多くのHDMI機器で1440p解像度を利用できるとのこと。
そのほかベータ版システムソフトウェアでは、ゲームライブラリーの改善、PS5からPS5へのデータ転送、DualSenseコントローラーの無線アップデート対応なども盛り込まれている。