ニュース

Brise Audio、ソニー「IER-Z1R」の特徴を活かすリケーブル

「BSEP for Z1R」

Brise Audioは、ソニー製有線イヤフォン「IER-Z1R」の特徴をより活かせるよう、独自に音質設計を施したというリケーブル「BSEP for Z1R」を、2月17日に発売する。プラグ形状は5極4.4mm、4極2.5mm、3極3.5mm、4極3.5mmの4種類を用意する。ケーブル長は1.2m~2mまで選択でき、価格はオープンプライス。店頭予想価格は長さ1.2mで90,000円前後。

同社では、IER-Z1Rをリファレンス用イヤフォンのひとつとして、発売当初から製品開発用のテスト機として採用しており、その音質を以下のように解釈。BESP for IER-Z1Rを使って、次のような音を目指したという。

  • 音像の輪郭はしっかりとし、メリハリに富む音
    →その特徴を活かせるよう、情報量を増やしつつ煩くならない様にまとめ、より質感を上げることを目指した
  • 高域にキラキラとした独特の魅力がある
    →その特徴をより伸ばすことを目指した
  • 量感のあるリッチな低域
    →タイトに引き締めて、キックやベースラインをより感じやすくすることを目指した
  • 音場を広げるのではなく手前にしっかり定位するタイプ
    →特徴はそのままに、音像をより明確にし、実在感を増すことを目指した
  • 帯域が広い
    →帯域を狭めることなく、中低域をより充実させることを目指した

線材には、定評のある4芯YATONO線材を使用。Z1Rの特徴である輪郭のしっかりした高域・低域を より活かすべく、専用の独自高音質施工を施した。さらに最上位グレードMURAKUMOと同じ素材(CNT、特殊電磁波吸収シールド材、BSシートを含む)も採用。Ref.2グレードと同等以上の高音質化施工を実施している。導体構造はQuad Spiral構造。

IER専用端子を採用

イヤフォン側端子にはIER専用端子を採用している。これは「MMCXではメス側端子を痛めるので可能性があるため」とのこと。プラグはBriseAudioオリジナルプラグL字型を採用。公式ストアではストレート型端子も選択できる。耳元には金属アレルギーの心配がないチタンワイヤーを使っている。

すべての工程を国内で行ない生産したケーブルスライダーも採用。バイブレーションスタビライザーとしての効果ももたせたという。

バイブレーションスタビライザーも兼ねるケーブルスライダー