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JASRACへの作品届作成&提出がオンライン対応に

KENDRIX プロモーションムービー(2022年10月公開)

JASRAC(日本音楽著作権協会)は、楽曲管理ツール「KENDRIX」の初のアップデートを実施。登録した楽曲情報を基に作品届を作成し、JASRACにオンラインで提出できるようになったほか、楽曲の共同著作者も情報を追加登録できるようになった。

「作品届を作成して提出する機能」は、KENDRIXのオンライン信託契約申込み機能を利用し、JASRACと管理委託契約を締結したユーザー(「ベーシック」アカウントから「ビジネス+」アカウントにアップグレードしたユーザー)のみが利用可能。

なお、オンライン信託契約申込み機能を使わず、JASRACと管理委託契約を締結されているJASRACメンバーも同機能が使えるよう、3月のアップデートで、JASRACメンバーが「ベーシック」アカウントから「ビジネス+」アカウントにアップグレードするための機能を追加する予定という。

また、ユーザー本人以外の共同著作者も著作者情報に追加して登録できるようになった(従来は著作者である「ユーザー本人」のみ)。著作者の役割として、新たに「編曲」も選択できる(従来は「作詞」「作曲」のみ)。

KENDRIXは、2022年からサービスを開始した、ブロックチェーン技術活用の存在証明機能とeKYC機能を備えた楽曲情報管理システム。

音源ファイル等をKENDRIXに登録すると、音楽ファイルのハッシュ値やタイムスタンプ、ユーザー情報などがブロックチェーンに登録される(製作途中でも登録可能)。また、身元確認サービスeKYCを使って本人認証済みとなったユーザーは、JASRACとの信託契約手続きをオンラインで行なうことができる。