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日本の民間企業、月面着陸に挑む。着陸船が今夜月面降下、YouTube配信
2023年4月25日 20:06
宇宙スタートアップ企業のispaceは、民間企業による月面探査を目指すプログラム「HAKUTO-R」において、4月26日午前0時40分から着陸船ランダーを月周回軌道から月面へと降下させる。その模様をispaceのYouTubeチャンネルでライブ配信する。月面着陸発表会のライブ配信は26日0時20分頃からスタートする。
2023年3月21日にランダーは月周回軌道への投入に成功。近月点(月に最も近い地点)高度が約100km、遠月点(月に最も遠い地点)高度が約6,000kmの楕円軌道で月を周回。2回の軌道制御マヌーバを行ない、高度約100kmの円軌道で月を周回する軌道に到達した。
そして今晩着陸態勢に入る予定。ランダーは自動制御状態で主推進系を逆噴射で燃焼し、軌道速度から減速。姿勢を調整しながら約1時間で月へ軟着陸する計画。
着陸地点のバックアップは3カ所想定されており、地点によって着陸日が変わるため、運用の状況に応じて着陸予定日は4月26日夜、5月1日、3日に変更される可能性もあるという。
ispaceは、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営していた。
月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行なうためのゲートウェイになることを目指している。