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北野武最新作「首」、“画圧高め”プロモーション映像

「首」ティザービジュアル
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2023年秋公開の北野武監督最新作「首」より、カンヌ国際映画祭用に制作されたプロモーション映像が公開された。第76回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」にも出品される同作は、現地23日に世界最速ワールドプレミアとして上映されることが決まり、北野監督も映画祭に足を運ぶ。

映画『首』カンヌ国際映画祭 特別プロモーション映像【2023年秋全国公開】

映像は、不安げなピアノの旋律と共に、野ざらしにされた屍があまた転がっている戦場の様子が俯瞰で映し出されて始まる。血肉飛び散る“山崎の戦い”、燃え上がる本能寺……北野武作品史上随一のスケールと迫力が存分に味わえる映像となっている。

さらに豊臣秀吉(ビートたけし)、明智光秀(西島秀俊)、織田信長(加瀬亮)、難波茂助(中村獅童)、黒田官兵衛(浅野忠信)、羽柴秀長(大森南朋)、曽呂利新左衛門(木村祐一)、荒木村重(遠藤憲一)、徳川家康(小林薫)、千利休(岸部一徳)など、日本映画界を代表する錚々たる俳優陣が“画圧高め”に登場。新北野組とも言える超一流俳優による演技合戦にも期待が高まる。

先日行なわれた会見で、北野監督が「日本の戦国時代を美化することなく、成り上がりや天下を取ることの裏にある人間の業や恨み、つらみなどを自分なりの解釈として描いた」と語っていた映画「首」。世界最速ワールドプレミアとなる5月23日のカンヌ・プレミアでの公式上映で、世界のキタノだからこそ撮ることができた、戦国エンターテイメントの全貌が明らかになる。