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64 Audio、最上位機の技術を投入した約16万円のハイブリッド「U4s」

64 Audioの新イヤフォン「U4s」

ミックスウェーブは、64 Audioの新イヤフォン「U4s」を6月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は165,000円前後。

フラグシップモデル用に開発した画期的な特許技術を搭載した、4ドライバーのハイブリッド型ユニバーサルIEM。構成は、低域用のダイナミック×1、中域用BA×1、中高域用BA×1、高域用tia×1。

tia(Tubeless In-Ear Audio)テクノロジーは、不要な共振や歪みを抑え、透明度が高くリアルなサウンドを実現するIEM設計技術。U4sでは、tiaテクノロジーの主要要素であるオープン・バランスド・アーマチュアドライバー 「tiaドライバー」、「tiaシングルボアデザイン」 の2つを採用。

耳への負担を軽減し、聴覚保護にも役立つ独自技術「apex」も投入。IEMの遮音性を維持しながら、 密閉された外耳道の空気圧を解放。リスナーの疲労を軽減しつつ、よりリアルなサウンドステージを可能にするという。遮音性のカスタマイズが可能で、U4sにはmX、m15、m20に加え、専用モジュール「m12」の4種類が付属し、交換できる。

LID(Linear Impedance Design)は、 U4sを構成する4つのドライバーの電気抵抗の非線形性を補正する特許回路。スマホ、DAC/AMP、DAPなどのデバイスでは、アンプの出力インピーダンスが変化すると、抵抗値の増加に応じてデバイス全体の周波数特性が変化する。

LIDはアンプとの相互作用を適切にすることで、IEMの持つサウンドを維持し、様々な使用環境でも安定した信頼性の高いサウンドを実現するという。

Electrical Low-Pass Filterは、振動や空気の乱れによって不要な歪を発生させる従来の音響ダンパーに代わるクロスオーバー回路。ドライバーから不要な周波数が発生した後に、音響ダンパーでフィルタリングするのではなく、Electrical Low-Pass Filterがドライバーに到達する前に不要な周波数を除去。歪みを低減させるという。

筐体はアルマイト加工されたアルミニウム。入力感度は107dB@1kHz、インピーダンスは11Ω@1kHz。イヤーピースはシリコン、Spinfit、TrueFidelityが付属する。