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ピエール中野監修のワイヤレスヘッドフォンに外で使える密閉型

「Hi-Unit 002-pnk」

Hi-Unitは、ピエール中野氏が音質チューニングを手掛けたワイヤレスヘッドフォン「Hi-Unit 002-pnk(ピッドホン 2)」を、8月下旬に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は39,600円前後。予約は7月8日から。また7月8日~9日の「ポタフェス2023夏 秋葉原」にて先行試聴も行なわれる。

発売前予約特典として、発売前に予約するとオリジナルデザインのヘッドフォンカバー「mimimamo」が、先着500名にプレゼントされる。

L側には「PNK」ロゴ

40mm径のダイナミックドライバーを搭載したワイヤレスヘッドフォン。ハウジングカラーはブラックで、L側にはピエール中野氏の「PNK」ロゴが配される。前モデルは半開放型だったが、今回のピッドホン 2は屋外でも使える密閉型で迫力重視となっている。

ピエール中野氏は「ピッドホン 2はピヤホンシリーズの得意とする高い解像度と正確な定位に加え、ピエール中野独自の魂を込めたチューニングにより、ミュージシャンが現場で届けたかった音を体感できる」としている。

Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBCとAAC、aptX、aptX HDを、プロファイルはA2DP、HFP、HSP、AVRCPをサポート。8デバイスまでのマルチペアリングにも対応する。

最大連続再生時間は約22時間で、最大通話時間は約20時間。充電時間は約3時間で、充電ポートはUSB Type-C。3.5mmステレオミの入力端子も備え、有線接続でも使用できる。

デバイスとの接続や電源オン/オフを知らせるガイダンスには、ピッドホン 2のために凛として時雨のTK氏が手掛けたサウンドを採用。ピエール中野氏は「アナウンスのサウンドはピッドホン2 専用に録音され、所有欲を満たしてくれる作品に仕上がっています。ミュージシャンや音楽ファンの皆さんにとって、ピッドホン 2はより深く、より感情的に音楽を楽しむためのツールとなることでしょう」とコメントしている。

専用キャリングケースが付属する

1mのステレオ接続ケーブルや専用キャリングケース、1mの充電用USB Type-Cケーブルなどが付属する。

Hi-Unitは6月26日にブランドロゴを刷新

なお、Hi-Unitはさらなるブランド価値の向上を目指して、6月26日からブランドロゴを刷新。あわせて製品パッケージのデザインもリニューアルしていく。新ロゴでは「たくさんの『大好き』で、世の中をいっぱいにしたい」という想いを、キューピッドの矢を用いて、ロゴ中央を左から右へ射抜く形で表現したとのこと。新しいブランドロゴはピッドホン 2から初採用される。

また2023年度は「クラウドファンディングを開催した新オンイヤースピーカーに加え、新たにセミワイヤレスイヤフォンの開発、有線ピヤホンを含む現行有線イヤフォンのリニューアルも予定している」とのこと。

ピエール中野氏のコメント

ピヤホンシリーズから新しいモデル「ピッドホン2」が登場しました。前モデルの半開放型は室内で上質な音質を楽しむ為に、今回は外でも使える密閉型で迫力重視です。

音楽好きや、フェス、ライブ、クラブに行く多くの方にとって、本格的な音質を知ることは感動を深めるために重要なポイントです。

ピッドホン 2はピヤホンシリーズの得意とする高い解像度と正確な定位に加え、ピエール中野独自の魂を込めたチューニングにより、ミュージシャンが現場で届けたかった音を体感できます。

また、アナウンスのサウンドはピッドホン2 専用に録音され、所有欲を満たしてくれる作品に仕上がっています。ミュージシャンや音楽ファンの皆さんにとって、ピッドホン 2はより深く、より感情的に音楽を楽しむためのツールとなることでしょう。

ピヤホンシリーズだからこそ体験できる唯一無二の新しい世界を、ぜひ体感してみてください。

TK 氏のコメント

中野くんから突然「ピッドホン 2」のガイド音の依頼が届く。
いくつか詳細を聴きつつ、アルバム制作の真っ只中であった僕は「じゃあ時雨の曲作りと一緒に無駄にアイスランドで録ってきちゃおうかな!」と、限りなく本気に近い冗談で伝えたところ「熱いね!」というまったくもってお互いがどこまで本気か分からないやりとりから、Hi-Unit 増田さんに相談したところなんとOKが出る。

最終的にはコペンハーゲンになったものの、曲作りと撮影とガイド音作りという謎のツアーが急遽決まり、ノープランで飛行機に飛び込んだ。「last aurorally」の表紙になっているジャケットはまさにこの乗り遅れそうになった飛行機のフライトで見れたオーロラだった。この旅はすでにこの時点で100点を超えていたが、ほとんどのスタジオの予約が埋まっていて、当てもないまま現地に来てしまった僕は焦っていた。

焦りながら街の写真を撮り、コーヒーを飲み、家具を見ていた。焦りながら。
このままスタジオに入れずに帰ることになってしまったらどうしようという焦りから、とにかくヘッドホンのことを考えている写真だけを無数に撮り溜める。「デンマークの各地で構想を重ねて(日本で)録ったガイド音」という謳い文句が出来る様に…。

そんな中、最後の最後で奇跡的に予約が取れたスタジオに345 とマネージャーで乗り込む。スタジオのストラトギターとデラックスリバーブで様々な構成を録音し、後で日本でエディットが出来る様にたくさんの素材を持って帰る。

この時に同時に作っていたのが「Super Sonic Aurorally」で、この旅は想像もしない景色を見せてくれることとなった。まだ出来上がりは聴いてないのですが、ヘッドホンのことを考えてる写真を使うことがなくて安心しています。

ちなみにコペンハーゲンで最初に完成させた、メインである着信音用ガイド音はシステムの関係上搭載されなかった。
「それ、搭載されないんかい!」この奇跡には続きがあるのかもしれない。