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AK×Vision Earsコラボイヤフォン「AURA」、9月2日発売。世界650台限定

AURA

アユートは、Astell&Kernと、ドイツのハイエンドIEMブランド・Vision Earsとのコラボイヤフォン「AURA」(アウラ)を、9月2日に発売する。世界650台限定生産で、価格は699,980円。

「ポータブルオーディオ市場の最前線に立つ2社が互いの音に対する価値観と卓越した技術力を深く尊重した上で、共通のビジョンにより、すべてのオーディオ愛好家が夢見る優れた音質、誠実さ、デザインを兼ね備えた比類なき新IEMとして共同開発された」という。

8mm径のアルミニウム/マグネシウム合金ダイナミックドライバー×2基を、向かい合わせに配置した独自の「アイソバリック構成」を採用。パワフルな出力と精密なサウンドを実現。これらのユニットは、超低域から低域を担当。「絶妙な設計により、タイトで正確な低音域を提供。2つのドライバーを向かい合わせに配置し、両ドライバーの間から音を出力することで、効果的に出力音量を約2倍できる」という。

音導管間の長さの違いから生じる位相の問題も解消し、THDが減少。「ダイナミックドライバーによって生み出される低域サウンドは、より正確でソリッド、生き生きとしたものになる」という。

さらに、厳選された4基の中低域用BAドライバーと、4基の中高域用BAドライバーを搭載。合計8基のBAが「精密な中音域のサウンドを作り出し、温かくエモーショナルなボーカルを生み出す」とのこと。

高域から超高域を担当するBAのスーパーツイーターも搭載。計11ドライバーを組み合わせている。

内部のユニット構成

精密なクロスオーバーも搭載。ツイーターからソース(アンプ)への過度な負荷を回避する特殊な回路ソリューションも備えた5ウェイのクロスオーバーにより、歪みを低減し、高域の再生を拡張。内部配線には最高級の銀メッキ銅合金線を使用している。

チャンバーは、ドライバーのレスポンススピードと音楽性の間の最良の妥協点を得るために計算された内部容積を確保した。

デザインはオープン構造で、上部にエレガントに輝く真空メタルメッシュを採用。特殊なアルミニウム製アコースティックメッシュで、ダイナミックドライバーからの空気を循環させて強力な共振力をコントロール。内部のコンポーネントを外部の影響から保護している。

フェイスプレートとシェルは、スイス製の6061-T6アルミニウムで作られており、軽量で頑丈、耐腐食性に優れている。アルミニウムの強度を高めるためにT6熱処理を施し、軽く頑丈なだけでなく、美しい仕上げも特徴。すべてのパーツの製造工程は、最高品質のCNC切削加工で1パーツずつ行なわれているとのこと。

フェイスプレートのマイクログルーブデザインは、切削加工用の表面処理で施されている。これは、原材料の木目に沿って溝を掘り、独特なデザインに仕上げた後、精密に調整された治具に移し、レーザー彫刻を施すもの。一般的なレーザー加工ではなく、原材料の一部を削る特殊なレーザー加工で、刻印に深みを持たせながら0.5mmの深さの文字を彫刻。部品は酸化を防ぐためにオイルで処理をして梱包、そして陽極酸化処理をして、特注のダークブロンズ色に仕上げられている。

付属ケーブルは、AURAのために特別に設計されたEffect Audio製のカスタムメイドケーブル。UP-OCC純銅リッツ線2本と、純銀リッツ線と純銅リッツ線を組み合わせたハイブリッド線2本の合計4つのワイヤーコンポーネントが含まれている。

コネクターは0.78mmのIEM 2ピン。プラグにはロジウムメッキを施した真鍮製ストレートタイプを採用。4.4mmバランスと3.5mmアンバランスの2本のケーブルが付属する。

イヤーピースはAZLA製の特別なバンドル専用イヤーピース「SE1500」を計6サイズ同梱。100%医療用シリコンを採用しており、高い遮音性と共に耳道に優しくフィットするという。ホーン型の内部構造になっており、「音をストレートに届けることが可能となり、サウンドステージを向上させる」という。

キャリングケース、イヤフォン本体保護用ポケット、ケーブルクリップの3つのレザーアクセサリーを同梱。最高品質の子牛の皮を使用し、熟練した職人の手によってなめされ、独特の色と光沢を放つ。