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FIIO、約8800円のハイブリッドイヤフォン「FH11」

FH11

エミライは、FiiO Electronicsの新イヤフォンとして、BA(バランスドアーマチュア)型とダイナミック型のハイブリッド構成を採用した「FHシリーズ」のエントリーモデル「FH11」を9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,800円前後。

BA×1基 + DD×1基のユニット構成で、カスタム仕様BAドライバーやカーボンベースダイヤフラムDD、C字型音響管構造、亜鉛合金製ハウジングなど、FIIOがこれまでのイヤフォン設計で培った技術を導入することで「価格帯を超える高品位なサウンドを実現した」という。

BA×1基 + DD×1基のユニット構成

10mm径のダイナミックドライバーには、上位モデルFH15やFF5と同様のカーボンベースダイヤフラムを採用。軽量で高剛性のカーボンを使うことで、歯切れ良く、滲みのないクリアなサウンドを実現したという。

高域用の特別仕様のBAドライバーは、「単にクリアなだけではなく、適度にウォームでパワフルな音質を特長」としており、「より深く音楽に没頭できる」とのこと。

BAとダイナミック型の音色的な繋がりに配慮してネットワークを開発。「力強い低域を特長とするカーボンダイナミックドライバー、14kHz付近や18kHz付近の高域特性を特長とするカスタム仕様BAドライバーが、渾然一体となって音楽再生する」。

各ドライバーの長所を十分に発揮させるダンピングコントロールシステムを備えた3チャンバー構造を採用。筐体内に備えられた3つのチャンバー間の空気圧変化による、相互干渉を防止。各ドライバーの歪みが減少し、低域の伸びとレスポンスが向上した。

内部に設けられたC字型音響管により、ハウジング内の空気の流れを適切に制御。共振周波数を下げることで、パワフルな低域再現を実現。

巻き貝をイメージしたハウジングは、亜鉛合金をダイキャスト成形、研磨、電気メッキを施して製造。独特の形状の亜鉛合金製ハウジングは内部の定在波を抑制する効果があり、耐久性も高いという。

巻き貝形状の筐体は、イヤフォンと耳の接触面積を最適化した三点支持を実現。「どんな状況でもぴったりとフィットし、快適な装着感を提供する」という。

独自形状の0.78mm 2ピン規格ケーブルコネクターを採用。イヤフォン側コネクターは独特のカーブと角度を持たせ、取り回しと装着感に配慮した。日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証も取得している。