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旭化成エレクトロニクス、VRヘッドセットやARグラス向けの新DAC。実装面積32%減

32bitステレオオーディオD/Aコンバーター「AK4333ECB」

旭化成エレクトロニクス(AKM)は、VRヘッドセットやARグラス向けとして、ヘッドフォンアンプを内蔵した32bitステレオオーディオD/Aコンバーター「AK4333ECB」の量産を開始した。

従来モデル「AK4331」より外付け部品を含めた実装面積を大幅に削減。実装面積を32%とサイズダウンしつつ、高音質・低消費電力という特長は変わらず維持しているのが特徴。パッケージは24-pin CSPを採用。I2Cを使用しない場合、Parallel Mode Control機能により配線数を削減することも可能。これにより、DACをメイン基板から分離しやすくなり、筐体内レイアウトの自由度が上がるという。

ハイエンドオーディオ機器向けのプレミアムDACに採用している高音質技術「VELVET SOUNDテクノロジー」をポータブル機器用途の製品にも搭載。低歪特性に加えて、広いダイナミックレンジを実現。4種類の32bitデジタルフィルターも内蔵する。

SNR=109dBと高性能ながら、6.4mWの低消費電力化も図り、更に32Ω負荷時にTHD+N=-100dBを実現。グラウンド基準のヘッドフォンアンプにはインピーダンス検出機能を備え、ヘッドフォンから最も良い音質を引き出せるという。