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エソテリック、クロックやアナログ部が進化したネットワークDAC「N-01XD SE」
2024年1月9日 16:45
エソテリックは、ESOTERICブランドの最高峰ネットワークDAC「N-01XD」に、新しいディスクリート・クロック技術と、DACアナログ部のアップグレードを加えた“SE”モデル「N-01XD SE」を1月に発売する。価格は203万5,000円。1月出荷分より、N-01XDはSEモデルに切り替わる。既に同モデルを使っているユーザーは385,000円でバージョンアップサービスが受けられる。受付開始は1月22日。
バージョンアップサービスは、エソテリックサービスセンターで作業する。3月以降順次作業開始予定。価格に引き取り、納品出張費は含まれていない。
SEモデルには、「オリジナルモデルが発売された時から現在までの考え得る全ての技術的な蓄積を反映させた。更に進化した臨場感、ダイナミクス、素晴らしくオーガニックで音楽性に溢れた音色のテクスチャー」が楽しめるという。
DAC回路は、フラッグシップDAC「Grandioso D1X SE」で開発された「Master Sound Discrete DAC」のオリジナル回路をベースとして、左右チャンネルの電源部を独立させた2chステレオDAC回路を搭載。独自開発の64bit/512Fs対応ΔΣモジュレーターを搭載している。
22.5MHz DSD対応のネットワークモジュールは、スイッチング素子を一切使わないリニア電源技術により、「アナログのような実在感あふれる音質」を誇る。Grandioso SEモデルで採用された「Master Sound Discrete Clock」を新たに搭載し、独自増幅素子「IDM-01」など、DACのアナログ回路をブラッシュアップすることで、さらに音質を進化させている。
ミュージックサーバー機能も備え、大容量USBストレージを前面・背面の2箇所に接続可能。TIDAL、Qobuz、roon、MQA、Spotifyと、様々な音楽配信サービス/コーデックに対応する。
4つの独立電源トランス構成、DAC用は左右それぞれに専用トランスを配置。ネットワーク専用リニア電源も搭載する。独自の電流伝送「ES-LINK Analog」にも対応。
デジタル音声入力はES-LINK×1、XLR×1、RCA×2、光デジタル×1、USB×1、LNA×1、USBドライブ×2。アナログ音声出力はXLR/ES-LINK Analog×1ペア、RCA×1ペア。クロックシンク入力はBNC×1(10MHz)、クロックシンク出力もBNC×1(44.1k/48kHz)を備える。
消費電力は38W。最大外形寸法は445×438×162mm(幅×奥行き×高さ)。重量は26.3kg。