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文化放送「ガンマ波サウンド天気予報」。BGMに40Hz変調音

文化放送は、日常生活を送りながら認知機能をケアできる可能性があるという40Hz変調音「ガンマ波サウンド」を使用した天気予報「ガンマ波サウンド天気予報」を、1月22日より毎週月曜~金曜日5時5分からの「おはよう寺ちゃん」のなかでレギュラー放送する。ガンマ波サウンドを使用したレギュラー番組の放送は、地上波では日本初とのこと。

ガンマ波サウンドは、塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズが共同開発したもの。ラジオやテレビなど、日常のあらゆる音に対し、リアルタイムに40Hz変調を施す特殊技術「ガンマ波変調技術」を用いることで、日常生活を送りながら認知機能をケアできる可能性がある音だという。

40Hzの周波数は、ヒトが記憶や推論などの問題解決型の思考をしているときに現れる脳波「ガンマ波」と同じ帯域であり、認知機能障害時には、脳内で認知機能を発揮するのに必要とされる脳の特定のリズム活動(ガンマ波)が低下していることが特徴のひとつとして報告されている。

この40Hz周期の音を呈示することで、マウスの認知機能が改善した研究結果や、ヒトを対象とした臨床試験においても認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られていることから、40Hz周期の音は世界的に注目をされているという。

文化放送は、音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」の取り組みに賛同し、「『音』を聴くだけでもその可能性が広がることを願って、塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズ両社の協力のもと、この取り組みを行なう」とのこと。

22日から放送するガンマ波サウンド天気予報では、通常の天気予報BGMに40Hz変調を施して放送。「シニアの聴取者が多い早朝の天気予報のBGMをガンマ波サウンドでお送りし、聴取者の反応やガンマ波サウンド研究開発の推移を見守りながら、ガンマ波サウンドによる放送領域の拡大を随時検討してまいります」としている。