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qdc、片側15ドライバ「EMPEROR」最終版。EmpireEars最上位「RAVEN」も

qdcの片側15ドライバー搭載イヤフォン「EMPEROR」

フジヤエービックによるイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」が10日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。アユートのブースでは、qdcの片側15ドライバー搭載イヤフォン「EMPEROR(エンペラー)」の最終版を展示している。今年の春頃に登場する見込みだ。価格は未定だが、50万円程度のイメージ。展示機はユニバーサルタイプだが、カスタムIEMバージョンも予定されている。

EST×4、BA×10、ダイナミック型×1で15ドライバー構成。再生周波数帯域は5Hz-70kHzで、超高域から超低域まで出力できる。独自の特許技術による隣接周波数帯域におけるクロストークの抑制と位相補正を徹底している。

世界遺産の九寨溝(きゅうさいこう)をイメージしたプレートデザインを採用。L字型3in1プラグを採用。イヤフォン側の端子は、汎用性のあるIEM 2Pinコネクター(0.78mm)を使っている。

カスタムIEM「8Pro-C」

9日から受注を開始した、3つのサウンドを切り替えられるカスタムIEM「8Pro-C」も展示。価格は275,000円。搭載するスイッチで、サウンド傾向を切り替えられるのが特徴。

qdcブランド8周年を記念し、「培ってきた7年間に渡る技術革新を経てアップデートした」という8BAドライバー構成のIEM。独自の最新技術として「シングル・ポール・リンケージ・フィルター調整」を採用。リスニング用の「Hifi」、スタジオモニター用の「Studio」、そしてライブモニター用の「Live」という3つのサウンド傾向を、1つのスイッチで切り替えできる。

EmpireEars「RAVEN」

EmpireEarsからは、最新フラッグシップイヤフォン「RAVEN」を国内初出展。一足先に発表されている、最新フラッグシップ誕生を記念した特別仕様のリミテッドエディション「RAVEN Launch Edition」と、一緒に展示されている。

「RAVEN Launch Edition」は10日から発売。RAVENの通常モデルをベースとしており、製品仕様は同一。サテンゴールドメッキ加工のフェイスプレート採用やサンクスカードを同梱するなど、発表記念として特別仕様にした限定生産400台のリミテッドエディションとなる。日本国内販売は30台限定。価格は599,500円。

RAVENは、デュアル・コンダクション、クアッドブリッド12ドライバーを搭載。低域に「W9+」(WEAPON 9+)ダイナミックドライバー×2基、中域にKnowlesとSonionの協力で設計された特注のBAドライバー×5基、Sonionの静電ツイーター×4基、「W10」(WEAPON 10)骨伝導ドライバー×1基の、片側計12ドライバーで構成。

空気伝導と骨伝導の両方を通して再生するほか、独自のデュアル・コンダクション・アーキテクチャーを搭載。これは、空気伝導と骨伝導、両者の長所を共に引き出すという技術で、5Hz~100kHzのフルレンジ周波数特性は、デュアルW9 + ダイナミックドライバー、5つのBAドライバー、クアッド静電ドライバーの空気伝導によって再生する。

リミテッドエディション「RAVEN Launch Edition」

Maestraudioからは、人気イヤフォン「MA910SR」用に調整したという、Pentaconn ear-4.4mmリケーブル「MAW BOOTES」を参考出展。近日発売予定。音だけでなく、プラグやケーブルなど、各部の質感やカラーにもこだわったケーブルで、価格は未定だが、2万円ほどの見込みだという。

MAW BOOTES

AZLAイヤーピースも、新製品が参考出品。「SednaEarfit XELASTEC II」は、耳に入れると体温で柔らかくなる熱可塑性エラストマーを採用したモデルの最新作。初代モデルに寄せられた耐久性向上などの要望に応えたモデルで、傘の部分よりも、軸の部分の厚みを厚くするなどの工夫も施されている。

「SednaEarfit ORIGIN」はその名の通り、SednaEarfitの初代イヤーピースに、最新技術を投入したリバイバルモデル。SednaEarfitシリーズの入門モデル的な位置づけになるという。どちらも近日発売予定だ。

SednaEarfit XELASTEC II
SednaEarfit ORIGIN
Astell&KernのフラッグシップDAP「A&ultima SP3000」のハウジングに24K純金メッキを採用したリミテッドエディション「A&ultima SP3000 Gold」