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船井電機とカインズ、オリジナル家電の共同開発・販売で提携

船井電機は2月29日、ホームセンター業界トップのカインズと、カインズオリジナルブランドを冠する家電製品などについて、共同で企画・開発・製造・販売およびアフターサービスなどを協力して実施することを主旨とした包括業務提携契約を締結した。

カインズは、国内ホームセンター業界のトップ企業で、商品にかかわる全てのプロセスに“カインズらしさ”を徹底的に追求する製造小売業として、事業を拡大・発展させている。

今回、同社はオリジナルの家電製品開発にあたり、北米市場で日系メーカーとして液晶テレビの売上高トップクラスを誇り、家電分野で強い価格競争力を有し開発・設計からアフターサービスまでの経営リソースを持つ船井電機と業務提携することになった。

今後、カインズは「お客様の“くらしの理想”をかなえることを価値と捉えたカインズらしい家電製品を投入していく予定」とのこと。

船井電機としても、この業務提携を「現在推進している新規事業の比率拡大に向けた事業構造改革の一環」に位置づけ、AV事業依存型の事業ポートフォリオからの脱却を推進していく。

包括業務提携契約にあわせて、カインズの高家正行代表取締役社長CEOと、船井電機の柴田雅久代表取締役会長のコメントも発表されている。

調印式の様子。左からカインズの吉井商品統括本部長、高家代表取締役社長CEO、船井電機mp柴田代表取締役会長、上田代表取締役執行役員社長

業務提携に関する両社コメント

株式会社カインズ 代表取締役社長CEO 高家正行

今回、船井電機様と業務提携できたことを大変喜ばしく思います。今回の提携を機に、お客様の“くらしの理想”をかなえるカインズらしい家電をお手ごろな価格で提供していくことはもちろん、新しい価値を訴求できる売り場づくりも加速していきたいと思います。

船井電機株式会社 代表取締役会長 柴田雅久

この度、国内ホームセンター業界トップのカインズ様と業務提携できたことを大変光栄に感じております。カインズ様の目指すお客様目線の新しい提案型の家電製品の開発に当社が長年培ったモノづくり力・アフターサービスで貢献できればと思います。