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オーテク、ギター職人が手掛けた木製ハウジングの有線ポータブルヘッドフォン。300台限定

アナログ有線接続のポータブルヘッドフォン「ATH-WB LTD」

オーディオテクニカは、木のハウジングを採用したアナログ有線接続のポータブルヘッドフォン「ATH-WB LTD」を世界300台の数量限定生産で4月26日から発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は286,000円。直販サイトのカートオープンは4月26日10時から。

創業60周年記念のヘッドフォンとして2022年に発売し、独立したDACとオペアンプを搭載しつつ、ワイヤレス/USBデジタル接続の両方に対応した「ATH-WB2022」。このヘッドフォンのデザインを踏襲しながら、アナログの有線接続モデルとして開発されたのが「ATH-WB LTD」となる。

ATH-WB2022のフレイムメイプル・ウォルナット・マホガニー材3層構造のウッドハウジングをそのまま採用し、高級感を演出する新設計パーツも追加。「デザインもさることながら、音質もアナログ接続に最適化するため専用のチューニングを施した」という。なお、4月14日の「ポタフェス大阪」、4月27日の「春のヘッドフォン祭2024」にて、製品の展示と試聴ができるコーナーを用意するという。

ハウジングは、ギターメーカー・フジゲンの職人技で高精度な木工加工を施している。フレーム部分は、音響特性に優れた専用設計のアルミニウム削り出し。

自社内設計・製造の、新設計45mm HDドライバーを搭載。駆動力を極限まで引き出す、純鉄一体型ヨークを採用した高性能な磁気回路を備えている。解像度の高い低域を実現するという新設計・新製法の振動板に、DLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施すことで、高域の再現性も高めた。ボイスコイルは7N OFCで、ドライバーの駆動力を高めている。

イヤーパッドとヘッドバンドには、シープスキン羊革を採用。ケーブルは着脱式で、A2DCを採用。6N OFCを使ったスターカッド撚線構造を採用したケーブルが付属する。4.4mm 5極プラグ採用で、左右の音の分離感を高める1.2mのバランスケーブルとなっている。

さらに、3.5mmのプラグで1.2mのケーブルも付属。6.3mmへの変換アダプターも付属する。密閉型で、出力音圧レベルは104dB/mW。再生周波数帯域は5Hz~50kHz。最大入力は1,000mW、インピーダンスは40Ω。ケーブルを除いた重量は約320g。