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“いいねくれ——!!”「ぼっち・ざ・ろっく!」展開幕。哀愁漂う“ぼっちの自室”完全再現

(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

劇場総集編の公開を控えるアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」初の展覧会が、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催。期間は4月17日から5月6日まで。入場にはチケットの購入が必要で、前売り券の価格はバンドルグッズ付きが4,350円、一般が1,600円、高校生が800円、中学生が600円、小学生が400円。チケットは全日程数量限定で、日時指定制となっている。

展覧会の開催に先駆け、プレス向けのイベントが行なわれ、後藤ひとり役の⻘⼭吉能、伊地知虹夏役の鈴代紗⼸、⼭⽥リョウ役の⽔野朔、喜多郁代役の⻑⾕川育美が登壇。展覧会開催を祝し、オススメのポイントや、同作への思いを語った。

左から⻘⼭吉能、鈴代紗⼸、⽔野朔、⻑⾕川育美

展覧会を一足さきに巡った4人は、「本当に『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力がギュッと詰まった空間」と説明し、写真を撮りながらじっくり巡ったことを明かした。長谷川は「色んな側面での愛というか、作品への愛がもう溢れまくってた」と語り、青山も「展示会と聞いていたので、アニメの原画とかシーンがふぁ〜っと見られるのかなと思いきや、超巨大承認欲求モンスターマッピングみたいな……」と意外な展示が多かったとコメントした。

⻘⼭吉能

展示されている承認欲求モンスターは、設置されている「いいねボタン」を押すことで、巨大フィギュアとプロジェクトマッピングによって様々なパターンで承認欲求モンスターと化したぼっち(後藤ひとり)が爆発するシーンを再現している。全て録り下ろしでかなりの数を録っていたそうだ。青山は「(いいねの)数が増えれば増えるほど承認欲求がみたされていくので、ぜひ皆さんも押しまくってください」と話した。

巨大承認欲求モンスター
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
手前がいいねボタン
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
いいねの数はカウントされる
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

水野は、アニメ本編に出てくる小物が再現されていた点に触れ、「まず“おにころ”があるところにめっちゃびっくりしました」「ぼっちちゃんの家に貼られていたお札もいっぱいありました。あれがちょっと面白くて」と意外な小物の展示物が多かったことも挙げた。

⽔野朔
おにころ
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
あの“瓶”も
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お札
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

長谷川のイチオシは「STARRY」のエリアで、「本当に音楽も楽しめる空間になっていて、結束バンドの曲も流れている」と興奮が冷めない様子で語り、流れている曲に合わせて、4人でMVを再現した動画をスマホで撮影したという。「皆さんもあのSTARRYの空間でテンション爆上げになってもらえたら嬉しい」と話した。

⻑⾕川育美
「STARRY」のエリア
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

“ぼっちちゃんの部屋”の展示について、青山は「なんか切ない畳の香りがまず皆さんの元に飛び込んできます」と、哀愁漂う様子がしっかりと再現されていることを話しつつ、押し入れの空間に貼られている某バンドをオマージュしたポスターなども全部見られて、「ぼっち・ざ・ろっく!」の情景描写の細かさが生で伝わってくることがポイントだと語った。

「切ない畳の香りが届く」ぼっちちゃんの部屋
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
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そして話題は、体育祭シーンを再現した埴輪の展示に。作中でも実写となったシーンで、あのシーンが脳内再生されるぼっちちゃんと、制作陣が埴輪を一つずつ並べている様子が頭に浮かび、「狂気」や「異様な気持ち」を感じたと、4人全員がうなずいた。「色んな気持ちが篭もってそう、一体一体に」と長谷川が話す。

(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス

これまでのコラボなどで登場した等身大パネルが並ぶスタンディングエリアについて、鈴代は「放送が終わってからも、色んな側面で輪が広がっていったんだなというのが改めて感じられた」とコメント。水野はたくさん設置されているリョウとのツーショットを撮っていった後に、「STARRY」エリアで3人の先輩が踊り狂っていたと、長谷川が興奮気味に語っていたエピソードの裏側を語った。

鈴代紗⼸
スタンディングエリアの一部
(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
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音声ガイドの収録エピソードでは、4人のスケジュールが合わずに長谷川だけが別撮りになったとのこと。「一人いない、これが噂の欠席バンド。いつも揃わない私たち」と、いつも誰か一人が欠けがちな中、「良かった、今日は“結束バンド”で」と4人揃ったことの喜びを話した。なお、音声ガイドは1人別撮りとは思えない一体感のあるクオリティに仕上がっているという。

また、地方開催の初回に福岡が選ばれたことについて、熊本出身の青山は「今まで一番最後に来るのが福岡だったんですよ。(中略)まさか2会場目が福岡ということで、だんだん『ぼっち・ざ・ろっく!』の中で散々Tジョイ博多もネタにさせてもらってますし、福岡の価値がどんどん上がってきている!! と九州を代表して福岡で開催されることを喜んでいます」とコメントした。

イベントの最後には、鈴代の「『ぼっち・ざ・ろっく!』展頑張ろう、楽しもう」のかけ声に3人が答える形で幕を閉じた。

(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス
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物販エリアの一部
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オンキヨーのコラボヘッドフォンも
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