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Campfire Audio、“経験の集大成”のオールBAイヤフォン

「Fathom」

ミックスウェーブは、Campfire Audioのバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを6基搭載したオールBA型IEM(インイヤーモニター)「Fathom」を、4月26日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は149,800円前後。

Campfire Audioが約10年積み重ねてきた経験の集大成として、「世界最高水準の精度と技術力を新しい6基のドライバーと内部アーキテクチャによって極限まで高めた」というモデル。

専用カスタマイズされたBAドライバーをLow、Mid、Highの帯域に各2基ずつ搭載している。新しいデュアルミッドドライバーを採用したFathomはボーカルパフォーマンスに豊かさ、リアルな質感、高揚感を、低域用と高域用の専用ドライバーはトップからボトムまで高い精度と細かなディテール、解像度を提供するとのこと。

設計目標は「レコーディングされたオリジナルの音に忠実なサウンドを提供し、音楽を明瞭かつ深みをもって音楽を奏でること」で、ローエンドからハイエンドまで、音の正確さと空気感や細かな余韻などのディテールに焦点を当てるアプローチを採用しており、ホールに響き渡るボーカルや生々しいアコースティック楽器の音を体感できる。

周波数成分をセグメント化し、特定のドライバーに割り当てることで、それぞれのドライバーが各領域で強みを発揮できるようになった。さらに精密に設計されたドライバーハウジングとシェルの形状を組み合わせ、調整したダンピング抵抗を組み合わせることで、ドライバー間の相互作用を物理的に形成している。この相互作用は「位相キャンセルの可能性を排除し、周波数特性曲線には表れない無形のもの、つまりイメージング、セパレーション、解像度、音場感を生み出す上で極めて重要」だという。

筐体は、Campfire Audioの伝統的なファセットカット筐体を再構築したアルミニウムシェルで、Campfire Audioのイヤフォンであることを示しながら、耳への収まりもよく快適なフィット感を実現している。虹色のPVDパーツとブラックのブライトディップアルマイトがアクセントとして使われている。Fathomの全ユニットはオレゴン州ポートランドの職人が手作業で組み立てられる。

再生周波数帯域は5Hz~20kHz、インピーダンスは11.7Ω@1kHz、入力感度は94dB@6.75mVrms。付属ケーブルは銀メッキエナメル銅導体のもので、3.5mmステレオミニプラグと4.4mm 5極バランスとプラグ形状が異なる2本が付属する。イヤフォン側コネクタはMMCX。

“Campfire Audioの友”であるポルトガルの工房で手作りされるレザーケースや、Breezy Bag Micro、クリーニングアイテム、シリコンとフォームの2種類のイヤーピースなどが付属する。