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AKG、国内導入初のTWS「N5 Hybrid」とヘッドフォン「N9 Hybrid」。LC3plus接続のドングル付き
2024年5月9日 07:00
ハーマンインターナショナルは、オーストリア・ウィーン発のAKGブランド新製品として、AKG国内導入初となる完全ワイヤレスイヤフォン「N5 Hybrid」と、ワイヤレスヘッドフォン「N9 Hybrid」を5月17日に発売する。価格はN5 Hybridが38,500円、N9 Hybridが55,000円。カラーはどちらもブラックとホワイトを用意する。
AKGは1947年に音楽の都・ウィーンで誕生し、約77年にわたりプロフェッショナル向けにマイクロフォン、ヘッドフォンを中心とする音響機器を手掛けてきた。約1,200件以上の音響機器関連の特許を取得しているほか、世界有数のアーティストにも愛用されている。
N5 HybridとN9 Hybridはコンシューマー向けの製品だが、AKGブランドがこれまで培ってきた音響技術を投入。「AKGのリファレンスサウンドを提供する最新のテクノロジーや、プロのマイク設計の実績を踏襲する高品質なマイク性能、使い勝手を意識したシームレスな利便性の向上」などが特徴となっている。
AKGのフィロソフィーを踏襲した高品質なマイクを両モデルともに搭載。アプリで設定可能な通話音声のイコライザー設定機能や、自動で音量を適したレベルに調整するサウンドレベルオプティマイザーなど高度な設定も可能になっている。
完全ワイヤレスイヤフォン「AKG N5 Hybrid」
10mm径のダイナミックドライバーを採用。振動板のコーティングに「DLC + PEN」素材を採用。真空マグネトロンスパッタリングプロセスにより、高純度グラファイトをPEN素材に吸着させ、振動板の剛性と靭性を向上させた。
ドライバーのフロントチャンバー設計にフォーカス。特に10kHz以降の周波数応答を工夫して、「ニュートラルでありながらバランスの良い、クリアなサウンドを目指した」という。
アクティブノイズキャンセル機能も搭載。音声を拾い、クリアに届けるための2つの外側ビームフォーミングマイク(フィードフォワード&通話)と、ノイズ分離用の1つのインナーマイク(フィードバック)の計6つのマイクを備えている。
Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、LDAC。LC3にもファームウェアアップデートにより対応予定。Bluetoothはバージョン5.3に対応し、LE Audioにも対応予定。
USBドングルも標準で付属。ドングル使用時は、LC3plusで通信可能。マルチポイント接続にも対応するほか、ドングルは充電ケース内に収納できる。
バッテリー持続時間はANCオフ時で約40時間(イヤフォン本体：約10時間再生 + 充電ケース使用：約30時間)、ANCオン時で32時間(同約8時間 + 約24時間)。15分の充電で約4時間再生する急速充電にも対応する。
ヘッドフォン「AKG N9 Hybrid」
40mm径の振動板にはPU + LCP(液晶ポリマー)素材を採用。高強度・高硬度のLCPが振動板振動の共振と歪みを減少させることで、深みと迫力のある低音と、鮮やかな中音域、高域の伸びを実現。独自の音響設計とチューニングにより、「ビビッドなサウンドでAKGらしいサウンドステージを目指した」という。
通話用ビームフォーミングマイクと、フィードフォワードマイクの計4つのマイクでクリアな音声通話を実現。
Bluetoothはバージョン5.3に対応し、LE Audioにも対応予定。対応コーデックはSBC、AAC、LDAC。LC3にもファームウェアアップデートにより対応予定。USBドングルも付属しており、ハウジングがスライドして、ドングルを本体に収納できる。なお、N9 Hybridは有線接続にも対応する。
重量は約281g。バッテリー持続時間は、Bluetooth接続のANCオフ時で約100時間、ANCオン時で約55時間。ドングル接続はANCオフ時で約85時間、ANCオン時で約45時間。10分の充電で約6時間再生できる急速充電機能も備える。
