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野村ケンジ監修第5弾。14.2mm平面駆動ドライバー搭載カナル型イヤフォン「くま-KUMA-」

くま-KUMA-

ベタベタは、野村ケンジ氏監修イヤフォン第5弾で、14.2mmの平面駆動ドライバーを搭載したカナル型イヤフォン「くま-KUMA-」を、5月10日18時よりクラウドファンディングサイト「Campfire」にて先行販売開始する。プランは18,600円(20名限定超早割)から。

ユーザーからのリクエストに応える形で開発され、カナル型の筐体に、同ブランドの第1弾モデル「結-yui-」に搭載された平面駆動ドライバー(結ドライバー)を搭載した。モデル名の由来は、音にこだわったものづくりに挑戦していくコミュニティ「#オトモノ」のメンバー、うらやすくま氏にちなんで名付けられたという。

リケーブルに対応し、イヤフォン側端子はMMCX。付属ケーブルのプラグは3.5mmステレオミニで、ケーブル長は1.4m。

周波数特性は20Hz〜20kHz。インピーダンスは24Ω±10%。出力音圧レベルは102±3dB@1kHz。重量は片耳約5g。専用ポーチが付属する。

オーディオ評論家 野村ケンジ氏による製品レビュー

Initial Aブランドの記念すべきファーストモデルである「結 -yui-」に搭載され、ブランドのサウンド志向や製品イメージの方向性を決定づけることとなった、14.2mmの平面駆動ドライバー、通称“Yui”ドライバー搭載モデル第2弾がコチラ「KUMA」です。

インナーイヤー型だった「結 -yui-」に対して、新モデルは主流スタイルといえるカナル型イヤホンとなっています。シングルドライバー構成を採用しているので、より多くの人に(イヤフォンとしては)大口径かつデュアルマグネット方式“Yui”ドライバーの魅力を知ってもらえるよい機会になると思います。

その音は、歪みの少ない自然な音色や緻密で丁寧な交換表現は「結 -yui-」そのままに、よりマッシブな、メリハリの強い表現にシフト。現代音楽などが臨時洋館溢れるサウンドで楽しめるようになりました。

とはいえ、カナル型イヤホンに搭載するにはかなり大柄なユニットのため、高域に煌びやかな音色傾向が付帯していたり、人によっては好みが分かれるところかもしれません。実際、14.2mm平面駆動ドライバーをシングルで搭載した製品は他社でもほとんど見当たらないため、纏め上げるのはかなり難しいのかもしれません。

「くま -KUMA-」も、ORB製リケーブル(4.4mm推奨)のほうがマッチしますし、市販イヤーピースを活用することで音色がかなり変化します。購入後は、いろいろカスタムして自分好みにサウンドに仕立ててもらえればと思います。