ニュース

EDIFIER、平面磁界型でLDAC対応「STAX SPIRIT S5」。イヤフォンも開発中

STAX SPIRIT S5

EDIFIER INTERNATIONALは、平面磁界型ドライバー搭載ワイヤレスヘッドフォン「STAX SPIRIT S5」を6月30日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は69,880円前後。

STAX SPIRIT S3で初搭載した独自開発の平面磁界型ドライバー「EqualMass」を改良。サイズは89×70mm。ポリマーフィルムに精密な銀メッキとレーザー加工を施した基板は2μmと薄く、優れたトランジェントレスポンスを発揮。新開発の技術により等間隔の配線を実現し、磁界中の有効導体長を調整。振動板の質量を単位面積当たり均等に分散させることで、振動板の分割振動を大幅に低減。音の歪みを抑えた。

新規導入した「対称サスペンション設計」により振動版の動きを高度にバランスさせることで、全帯域にわたり原音に忠実な再生を実現してている。

BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX、aptXHD、aptX Adaptive(96kHz/24bit対応)、aptX Losslessに加え、LDAC、LHDCにも対応。Qualcommの「SnapDragon Sound」にも準拠している。

STAX SPIRIT S5

Bluetooth接続のほか、付属の3.5mm AUXケーブル、またはUSB-Cケーブルを利用した2系統の有線接続にも対応。USB接続時は最大96kHz/24bitの再生ができる。日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」と「ハイレゾ」規格に準拠する。

イヤーパッドには軽く柔らかいラムスキンと、通気性に優れるクールメッシュの2種類を用意。工場出荷時にはラムスキンを装着。付属の器具でかんたんに交換できる。

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応。専用アプリ「Edifier ConneX」を使うと、コーデックの設定や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整などが可能。

最大再生時間は80時間(バッテリー容量1,500mAh)。重量は347g。

OTOTEN2024出展

6月22日・23日に東京国際フォーラムで開催される「OTOTEN 2024」に出展。STAX SPIRIT S5が体験できるほか、開発中の姉妹機「STAX SPIRIT S10」も登場する。

平面磁界型ドライバー搭載完全ワイヤレスイヤフォンで、独自開発の平面磁界型ドライバー「EqualMass」が全帯域を担うシングルドライバー構成を採用、きめ細やかなサウンドを完全ワイヤレスのサイズ感で実現するという。aptX LosslessやLDACなど高音質コーデックに対応予定で、ハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング機能も備えている。

STAX SPIRIT S10