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ラックスマン、USB DAC「DA-07X」。D-07Xからディスク再生省き、DACとしてブラッシュアップ
2024年7月25日 10:00
ラックスマンは、USB DACの最新モデル「DA-07X」を10月に発売する。価格は638,000円。カラーはブラスターホワイト。2022年発売のSACD/CDプレーヤー「D-07X」からディスク再生機能を取り除き、DACとしての機能や音質性能をブラッシュアップしたモデルとなる。
2013年発売の単体DACのヒットモデル「DA-06」の薄型サイズを踏襲しながら、内部にはSACD/CDプレーヤーのフラグシップモデル「D-10X」譲りの最高峰のデジタル処理回路を搭載している。
DACブロックには、D-10X/D-07X同様のROHM製「MUS-IC」シリーズのトップエンドDACチップ「BD34301EKV」をデュアルモノ構成で採用。USB入力時には、最大PCM 768kHz/32bit、DSD 22.5MHzにまで対応する。MQAフォーマットのフルデコーダー機能も搭載。
アナログ回路には、モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を受けるフルバランス構成のI/V変換と、LPFステージを兼ねた高音質ディスクリートバッファー回路を搭載。次段コンポーネントを強力にドライブする。
筐体は、きめ細やかに仕上げられたブラスターホワイトのフロントパネルと、新採用の高精細・有機ELディスプレイを内蔵した大型ウィンドウを組み合わせ、「立体的で精密感のある外観を演出している」とのこと。
好みの音質を選択可能なフィルター切り替え機能も搭載。入力ごとに最適化された各種低ジッター化機能も備える。
ネットワークトランスポートのNT-07や、PC/Macを接続するUSB入力に加え、同軸デジタル×2、光デジタル×2、XLRバランス(AES/EBU)×1も搭載。入力されたデジタル信号をスルー出力可能な(同軸/光各1系統)DD コンバーター機能も備え、PCM時最大192kHz/24bitに対応する。
アナログ出力は幅広ピッチのRCA出力端子とXLRバランス出力端子を装備。不要な信号経路をシャットオフし、 アナログ出力の品質を向上させるデジタル出力オフ機能も利用できる。
電源部にはOIコアタイプの大型電源トランスと、各回路独立のレギュレーター、カスタム仕様の大容量ブロックコンデンサーを搭載。ラックスマン伝統のラウンドパターン配線基板や、OFCの内部配線、オリジナルカスタムパーツなどもふんだんに搭載する。
筐体は、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシ構造。グラウンドマスの増大や筐体の剛性向上に寄与する極厚の鋼板ボトムシャーシ(2枚構成の計3.6mm厚)も採用。脚部にはグラデーション鋳鉄製レッグを使っている。
従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新電源ケーブル「JPA-10000i」が付属する。
消費電力は17W。最大外形寸法は440×402×92mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12.8kg。