ニュース

ラックスマン、ローム製DACデュアルモノ搭載SACDプレーヤー「D-07X」

ラックスマンは、SACD/CDプレーヤーの最新モデル「D-07X」を6月に発売する。価格は825,000円。カラーはブラスターホワイト。

SACD/CDプレーヤー、Dシリーズのミドルレンジ・ポジションとして、約3年の開発期間を経て、フラグシップモデル「D-10X」の性能を受け継ぎつつ、最新回路による最新性能を獲得した「ハイパフォーマンスな新製品」だという。

ドライブメカには、信号の理想的な経路と高品質なアナログ回路のための容積確保を実現する、伝統のレフトサイド ・メカレイアウトをベースに、メカブロックを強固なサイドシャーシにダイレクトにマウント。リジッドに外来振動を遮断する、オリジナル高剛性メカニズム「LxDTM-i」を搭載。D-10Xに迫る信号読み取り精度を実現した。

出力端子は、XLRバランス、RCAアンバランス、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。光デジタル、USB、同軸デジタル入力も備えている。PCとUSBで接続し、ハイレゾファイルを再生することもできる。Windows/Macに対応した、音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」も無償で配布中。

DAC部分には、ローム製「MUS-IC」シリーズのトップエンドDACチップ「BD34301EKV」をデュアルモノ構成で採用。USB入力時には、最大PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzまで対応する。SACD/DSDファイル再生時には、好みの音質を選択できる2モードのアナログFIRフィルターを備える。

MQAフォーマットのフルデコーダー機能も備え、PCと接続してのMQAファイルの再生に加え、MQA-CDのハイレゾ再生にも対応する。

発振周波数付近のノイズを低減する、高精度かつ低ジッターの超低位相雑音クロックモジュールも搭載。

アナログ回路には、モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を受けるフルバランス構成のI/V変換と、LPFステージを兼ねた新開発ディスクリートバッファー回路を搭載。次段コンポーネントを強力にドライブ。「上位モデル譲りの伸びやかで躍動感のある音質を実現した」という。

電源部は、大型電源トランスと各回路独立のレギュレーター、大容量ブロックコンデンサーを組み合わせ、高品質な電源供給環境を実現するハイイナーシャ電源を採用した。

筐体は、きめ細やかに仕上げられたブラスターホワイトのフロントパネルと、ヘアラインのトップパネルを採用。従来モデルよりも開口を広く取り、窓を前面に張り出したディスプレイを組み合わせ、立体的でダイナミックな外観を演出した。

スリムタイプのテンキー付きアルミ製高級リモコン「RD-29」が付属。従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新・電源ケーブル「JPA-10000i」を採用する。

外形寸法は440×410×132mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は17kg。消費電力は33W。