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オヤイデ電気、Thunderbolt3互換のUSB4ケーブル「SCI-04」
2024年10月17日 09:00
オヤイデ電気は、プロフェッショナルなデジタルレコーディング環境での使用も想定したThunderbolt3互換USB4ケーブル「SCI-04」を18日に発売する。価格は0.7mが9,240円、1.2mが11,440円、1.8mが14,080円、2.5mが17,930円。
USB規格の高速通信化と互換性の多様化に伴い、プロのレコーディング現場ではThunderbolt接続やUSB2.0以上の機材が増加。さらに音楽/映像制作環境のUSB-C化が加速し、ドッキングステーションやMacBook Proをシステムの中枢としているユーザーも増えている。
そうした層に向けて、確実なノイズ対策と高品質なケーブル設計を実現したのがUSB4ケーブル「SCI-04」だという。デジタルレコーディングだけでなく、ゲーミングや映像制作者向けのDisplayPort Alt Mode、スマホやノートPCの高速充電に対応するUSB Power Deliveryなどでの利用も想定している。
導体に厚肉銀メッキ高純度無酸素銅を採用。高速通信時における導体表皮効果を改善し、伝送効率が向上。AWG21まで強化された電力線によりバスパワー駆動機器やソフトウェアの安定性も向上している。
信号路は三重シールド(錫メッキ銅編組シールド、アルミマイラーテープ、銅マイラーテープ)によりノイズ耐性を高めた極細同軸構造を採用。一般的なUSB4ケーブル(ツイストペア)に比べて伝導ノイズレベルを約25%低減したという。これにより、輻射ノイズによる干渉を防ぎ、安定した転送性能を実現した。
USB-Cコネクタは金属的バネ性と導電性に優れた「コルソン系合金」を採用。挿抜耐久性と伝送効率を高めている。さらに、オヤイデ/NEOロゴがプリントされたアルミニウムカバーとPVC樹脂の組み合わせによって共振周波数を抑制。端子への微振動を制御している。
コネクタ内部はアルミニウムカバー+シェルシールドによりケーブル接合部をノイズから360度保護し、ケーブル末端までシールド効果を向上させている。
さらに、加水分解の恐れが少ないという高品質な専用TPEシース材を採用。プロの現場を想定し、利便性・耐久性・伝送性能のバランスを熟慮した結果、ケーブル外径は5.3mmと太めになっている。
USB4はThunderbolt3互換だけでなく、USB2.0~USB3.2まで下位互換も確保。Thunderbolt3機器同士においてはカスケード接続に対応した。
マットブラックのケーブルカラーに、ゴールドアルマイトのアクセントカラーを追加。高級感と視認性を向上させている。
最大40Gbps(0.7m)の転送速度に対応。耐ノイズ性能を引き上げたことにより転送可能距離を最大2.5mまで延ばすことができる。なお、1.2m/1.8m/2.5mは最大20Gbpsとなる。