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Netflix「地面師たち」、1050万ビュー・12週連続トップ10の大ヒットに
2024年10月18日 05:00
10月17日(アメリカ太平洋時間)、Netflixは、2024年第3四半期の決算を発表した。業績は堅調。安価な広告プランが会員増加を後押ししており、映像配信が「低価格+広告プラン」でユーザー数拡大を維持するトレンドに乗っている。
もちろん、オリジナルコンテンツの好調さが会員数維持に対して最大の価値を持っていることは疑いない。
アメリカの優れたテレビ番組を表彰する「エミー賞」も107作品がノミネート・24作品が受賞しており、好調を維持している。
Netflix Awards Catalog: Complete List of Academy Award®, Emmy® and BAFTA Wins and Nominations
決算と同時に公開される投資家向けレターの中では毎回ヒット作品が明示されているが、そこでは「ビュー」という単位が使われている。いわゆるウェブのページビューとは異なる、もので、総視聴時間を作品の時間で割った値。おおむね、作品を最後まで見たユーザーの数に等しい。
日本発の作品として、近年の大きなヒットとして挙げられているのが「地面師たち」。7月25日配信の公開から3カ月以内で1,050万ビューを達成。「シティーハンター」(2024年6月現在で1,600万ビュー)、「幽☆遊☆白書」(同800万ビュー)と並び、世界的なヒットとなっている。
Netflixが毎週公開している「各国視聴量トップ10」によれば、「地面師たち」は日本で現在も8位(非英語・TV部門)にいて、12週連続のトップ10圏内入り。いまだ好調を維持している。
10月からの第4四半期には「イカゲーム・シーズン2」や伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナの生涯を描いた「Senna」などの話題作の公開が続く。
またアメリカでは、マイク・タイソン対ジェイク・ポールのボクシングマッチや、NFLのクリスマス・マッチ(カンザスシティ・チーフス対ピッツバーグ・スティーラーズ、ボルチモア・レイブンズ対ヒューストン・テキサンズ)などのスポーツイベント中継も行なわれる。
年末となる来期に向けては、これらの重点作品でさらなる会員獲得を狙う。