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ラックスマン、ROHM製DACをデュアルモノで搭載したCDプレーヤー「D-03R」
2025年2月14日 10:00
ラックスマンは、CD専用デジタルプレーヤーの最新モデル「D-03R」3月中旬に発売する。価格は385,000円。
2020年に発売され、CD再生とハイフォーマット音源再生を兼ね備えたデジタルメディアプレーヤーである「D-03X」の後継モデルがD-03R。
CDフォーマットの再生に特化したディスクドライブには、信号の理想的な流れを実現する伝統のレフトサイド・メカレイアウトを採用。全体を強固なボックス構造で覆うことで振動を遮断し、音楽信号の正確なピックアップをサポートするという。
ドライブメカ、デジタル回路、アナログ回路を最適なポジションに配置することで、理想的な信号の流れと振動経路、重量バランスを実現したアシンメトリー(非対称)構成となっている。
DACチップには、ROHM製の「BD34352EKV」をデュアルモノ構成で初搭載。デジタル入力として、USB、光デジタル、同軸デジタルを装備。USB入力では、最大PCM 384kHz/32bit、DSD 22.5MHzまでの再生が可能。同軸/光デジタル入力では、PCM 192kHz/24bitにまで対応する。
MQA-CDをはじめ、USB、COAX/OPTなど、すべての入力でMQAフォーマットの再生に対応するMQAフルデコーダーを搭載。バイパスすることもできる。さらに、発振周波数付近のノイズを低減する高精度・低ジッターの超低位相雑音クロックモジュールを搭載する。
アナログ回路には、モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を受けるフルバランス構成のI/V変換と、独自のカスタムパーツを駆使することでていねいにチューニングされた出力アンプ回路を採用し、次段コンポーネントを強力にドライブ。上位機種「D-10X」や「D-07X」譲りのきめ細やかで伸びやかな音質を獲得したとする。
アナログ出力は、RCAとXLRを各1系統搭載。光/同軸デジタル出力も各1系統備える。
各回路に常時安定した電源を供給するため、メカ/デジタル/アナログのそれぞれに独立したレギュレーター+大容量ブロックコンデンサーを構成したハイイナーシャ(高慣性)電源も搭載している。
外観は、直感的な操作系と視認性に優れた新採用の大型有機ELディスプレイを組み合わせ、ブラスターホワイト仕上げのフロントパネルを採用。4段階ディマー機能付き大型有機ELディスプレイを備えるほか、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造を採用している。
消費電力は14W、外形寸法は440×410×133mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.2kg。