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AKの小さなハイエンドDAP「A&ultima SP3000M」に、“白銅筐体”のスペシャルエディション
2025年2月21日 11:00
アユートは、Astell&Kernのフラッグシップライン「A&ultima」シリーズの新DAPとして、「SP3000M」のハウジング素材に、銅とニッケルの合金「白銅」を採用したスペシャルエディション「A&ultima SP3000M Copper Nickel」を3月1日に発売する。価格は495,000円。
「SP3000」のサウンドパフォーマンスを維持したまま、小型軽量化した「SP3000M」がベースとなっている。SP3000Mは筐体にアルミニウムを使っているが、SP3000M Copper Nickelは、管楽器に使用され、深みのあるふくよかな音を生み出すことで知られる銅とニッケルの合金「白銅」をハウジング素材に採用。
白銅は加工が極めて難しいことで知られ、高級宝飾品や工芸品に見られる美しい光沢を放つ銀色で、「SP3000Mのデザインに洗練された気品を添える」という。
さらに、白銅の特徴である非常に高い耐食性により美しさが長持ちし、同時に高い抗菌性も備えている。また、高い導電性と低い磁性を誇る優れたシールド性能によって、「アルミニウム製ハウジングであるオリジナルSP3000Mとは異なる独特の音色を体感できる」という。
外形寸法は69.1×18.8×119.6mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約370g。SP3000Mの重量は約237gで、SP3000M Copper Nickelの方が重くなっている。
なお、付属の専用プレミアムリアルレザーケースもSP3000M Copper Nickelの美しさを際立たせる特別なカラーを採用。GRUPPO MASTROTTOのソフトな牛革を使ったもので、クロムなめしと高品質の顔料による染色により、革の表面は均一な質感を保ち、イタリアンレザー特有の鮮やかな発色を実現。ケース背面にはSP3000Mと同じ柄を表現し、統一感を持たせている。
DAPとしての機能はSP3000Mと同じ。SP3000と同じプレミアムデジタルデータコンバーター×2基と、AKMフラッグシップ DAC「AK4499EX」×4基を使用。デジタル信号処理とアナログ信号処理を完全に分離した「HEXAオーディオ回路構造」を搭載する。
さらに、スイッチレスでアンバランス出力とバランス出力を完全に独立させたデュアルオーディオ回路も採用。
ソフトウェア制御のリアルタイムアップサンリングDAR機能や、DACフィルター機能、クロスフィード機能などで、サウンドの変化を楽しむこともできる。VUメーター機能も搭載。
ディスプレイは4.1型のHD解像度。Snapdragon 6125 Octa-core CPUを搭載し、操作性やサウンドパフォーマンスも高めている。
内蔵ストレージは256GBで、microSDスロット(最大2TB)も備える。出力は3.5mm 3極アンバランス、4.4mm 5極バランスを搭載。アウトプットレベルはアンバランス 3.3Vrms、バランス 6.3Vrms (無負荷)。出力インピーダンスはアンバランス3.5mm (0.6Ω)、バランス4.4mm (1.2Ω)。