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アルミ削り出しボディのミラーレスカメラ「Sigma BF」。6K撮影対応
2025年2月25日 14:08
シグマは、継ぎ目のないユニボディを採用し、6K撮影にも対応したLマウントのフルサイズミラーレスカメラ「Sigma BF」を、4月に発売する。価格はオープンで、直販価格は385,000円。カラーはブラックとシルバー。
カメラの歴史上初(2025年2月時点、同社調べ)となる継ぎ目のないユニボディ構造を採用することで、これまでにない剛性感を実現したという。ボディはひとつにつき7時間かけてアルミニウムインゴットから削り出している。
有効画素数約2,460万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。最大6K/29.97fpsやL-Log形式での動画撮影ができる。連続動画撮影可能時間は約60分。
オートフォーカス(AF)には、最先端のアルゴリズムを活用した、像面位相差AFとコントラストAFによるハイブリッドAFシステムを採用。被写体検出モードでは人物に加え、犬・猫の検出にも対応した。
「従来のデジタルカメラから情報構造を一新した」というユーザーインターフェースを採用。シャッタースピードや絞り値、ISO感度、露出補正、カラーモードといっあ撮影にかかわる要素を指先ひとつで簡単に操作でき、オート設定を組み合わせれば、一般的な撮影モードダイヤルの機能もカバーできる。
操作系は3つのボタンとひとつのダイヤル、シャッターボタン、電源ボタンに集約。ダイヤルと3つのボタン(センター、オプション、再生)には、ミラーレスカメラ初のハプティクスを採用している。一般的なボタン・ダイヤルと違い、物理的な摩耗が起きないため、つねに正確、快適な押し心地で操作できるとする。
230GBの内蔵ストレージを搭載し、SDカードなどの記録メディアには非対応。内蔵ストレージには最高画質設定で動画は2.5時間以上、JPEG画像は14,000枚以上、RAW画像は4,300枚以上記録できる。10Gbps対応のUSB-C(USB 3.2準拠)を備える。
背面モニターは3.15型のTFTカラー液晶でタッチ操作に対応。バッテリーは「BP-81」を採用する。外形寸法は約130.1×36.8×72.8mm、重さはバッテリー込みで約446g。
交換レンズ「Iシリーズ」リニューアル。Lマウント用にシルバー登場
あわせて、交換レンズ「Iシリーズ」全9機種もリニューアルし、Lマウント用を4月以降順次、ソニーEマウント用を5月以降順次発売する。
Lマウントモデルでは従来のブラックに加え、新たにシルバーを追加。「金属削り出しで作られたIシリーズならではの色味をお楽しみいただける」という。Sigma BFのシルバー、ブラックと色味を合わせた仕上げで、組み合わせることで統一感のある撮影システムを構築できるとのこと。なお、Eマウント用はブラックのみの展開。
またLマウント、Eマウント用のIシリーズ全9機種のブラックモデルについては、ボディへのレーザー刻印とプロダクトラインバッジをリニューアルするほか、製品名称冒頭の表記が従来の「SIGMA」から「Sigma」となり、商品コードも変更される。
そのほか、「Sigma 45mm F2.8 DG | Contemporary」がマグネット式メタルキャップに対応。これによりIシリーズ全機種がマグネット式メタルキャップ対応となった。
なお、光学設計や製品のエディションナンバーに変更はなく「従来どおりの描写性能をお楽しみいただける」とのこと。