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鹿島建設の立体音響スピーカー「OPSODIS 1」支援金が6億円突破

「OPSODIS 1」

GREEN FUNDINGで実施している、立体音響技術「OPSODIS」を使った鹿島建設の小型スピーカー「OPSODIS 1」のクラウドファンディング支援金が6億円を突破した。28日11時に編集部が確認したところ、600,194,439円で、目標1,000,000円に対して、60,019%の達成となっている。プロジェクト期間は2025年5月31日まで。

PCディスプレイの下など、近い位置に設置しても立体感が得られるサウンドが特徴の小型スピーカー。背後などにスピーカーを設置する必要が無く、リスナーの前方に設置した横長のスピーカーだけで、包みこまれるようなサラウンド感が得られる。

ソースとしては、バイノーラル録音された2ch音声から、通常のステレオ音楽まで幅広い音源を、立体的に再生できる。

周波数別にユニットを横並び配置したり、クロストークをキャンセルするため、左右のスピーカーから出力する音の位相を90度ずらしたり、振幅を半減させるなどの工夫を行ない、スピーカーながら、クロストークを抑えたリスニングを可能にしている。詳細は試聴レビューの記事を参照のこと。

試聴イベントも頻繁に実施しており、3月1日に福岡県福岡市中央区天神の「TKPエルガーラホール 8F 大ホール」で開催される「ポタフェス 2025 福岡」のGREEN FUNDINGブースにも出展する。

また、NTTとNTT東日本、弘前大学病院、メディカロイド、鹿島建設は、遠隔手術支援の実現に向け、物理的に離れた2つの病院間に設置した手術支援ロボット「hinotoriサージカルロボットシステム」をIOWNオールフォトニクス・ネットワークで接続する遠隔手術支援の実証に成功。その共同実証においても、OPSODIS 1を活用。バイノーラルマイク、高精細4Kリモートカメラ、大型モニタもAPNと組合せることで、「離れた病院間の手術室にいながら、まるで同一の手術室にいるかのような臨場感のある円滑なコミュニケーション環境を実現できたという。

APNを活用した遠隔手術支援の構成イメージ