「エコポイント」の付与ポイントや交換商品が一部決定

-46型TVは36,000点。環境配慮型商品/商品券に交換


対象製品ロゴ

5月12日発表


 環境省と経済産業省、総務省は12日、グリーン家電製品の購入に対し、サービスや商品と交換可能な「エコポイント」を付与する事業について、対象製品における付与ポイント数や交換商品の基本方針を決定した。

 同事業は、地球温暖化対策の推進、経済の活性化及び地上デジタル放送対応テレビの普及を図るため、5月15日以降の対象家電製品購入に対し、エコポイントを付与する予定。対象製品は、製品の省エネ性能を示す「統一省エネラベル」で星印4つ以上を取得している「地上デジタル対応テレビ」と「エアコン」、「冷蔵庫」の3種類。

 地上デジタルテレビにおいては、画面サイズに応じて、付与ポイントが決められている。46型以上で統一省エネラベルで星4つ以上の製品のテレビを購入すると、36,000ポイントを付与。26型未満でも7,000ポイントを付与する。また、買い替えをしてリサイクルを行なう場合は、3,000ポイントが追加で付与される。

【地デジTVの付与ポイント数】
テレビサイズエコポイント数(点)
46型以上36,000
40、42型23,000
37型17,000
32、26型12,000
26型未満7,000

 エアコンについては冷房能力ごとに付与され、冷房能力3.6kW以上の製品で9,000ポイントを付与。冷蔵庫の場合容積ごとに付与されて、501リットル以上の製品では1万ポイントが付与される。

 また、エコポイントを利用して交換できる商品についても以下の基本方針を発表した。

  • 省エネ・環境配慮に優れた商品
  • 全国で使える商品券・プリペイドカード
    (提供事業者が環境寄付を行なうなど、環境配慮型のもの)
  • 地域振興に資するもの

 具体的な品目については、エコポイント事務局の受託事業者を決めた後に決定。その後に発表する予定としている。

 品目は未決定だが、5月15日以降の購入に関してエコポイントが付与されるため、ポイント付与や商品との交換のためには、購入日や購入店がわかる「保証書」、購入日、購入店、購入商品、購入者がわかる「領収書」、「家電リサイクル券の排出者控え」の3点が必要となる。また、現時点での注意点については、Q&Aのページも設けて案内している。

 なお、同事業は平成21年度補正予算(案)に盛り込まれているもので、実施については補正予算が国会で成立することが条件となる。そのため、「国会審議の結果、エコポイントを付与しないこともある」としている。


(2009年 5月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]