ソニー、SMD野洲事業所の中小型液晶事業を京セラに譲渡

-6月1日を目処に。製造拠点を東浦と鳥取に集約


3月31日発表

 ソニーは31日、ソニーの100%子会社であるソニーモバイルディスプレイ(SMD)の野洲事業所で展開している中小型TFT液晶ディスプレイの設計および製造事業を、6月1日を目処として京セラに譲渡する契約を、京セラ、SMD、ソニーの三者間で締結したと発表した。

 主な合意内容として、SMD野洲事業所における中小型TFT液晶ディスプレイの設計/製造事業に関連する設備等を京セラに譲渡。当該事業に関わる従業員についても、6月1日付けで雇用契約を京セラに継承する。

 ソニーとSMDは、中小型TFT液晶ディスプレイの製造をSMD東浦事業所および、4月1日設立予定の鳥取事業所に集約。さらなる効率化と事業強化を図るという。なおソニーでは、本事業継承における損失は織り込み済みで、2009年度連結業績見通しに与える影響は軽微としている。


(2010年 3月 31日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]