AHS、波形編集/ノイズ除去対応のアナログ録音ソフト

-「Audio Cleaning Lab 2」。録音ケーブル付属


9月3日発売

標準価格:9,800円


 AHSは、編集/ノイズカット機能を備えたアナログ録音ソフトの新バージョン「Audio Cleaning Lab 2 接続ケーブル2本付き」を9月3日に発売する。録音用にRCA-ステレオミニと、ステレオミニ-ステレオミニの接続ケーブルが付属したパッケージで、価格は9,800円。対応OSはWindows XP/Vista/7。64bit版OSもサポートする。

 レコードやカセット/MDなどから録音可能なソフト。波形編集やノイズ除去、エフェクト、イコライザなどの機能を搭載する。プロ向けのDAWソフト「Samplitude/Sequoia」に使われるエンジンの最新版を搭載。より高性能なマスタリングが可能になったという。

マスタリング画面

 インターフェイスも改善。より見やすいレイアウトにしたほか、録音中でも音量レベルの調整などが可能なサブウィンドウを採用した。

 波形編集機能では、分割/削除などが簡単に行なえるほか、ノーマライズや、直流電圧のノイズ除去(DCオフセット)、ライブ音声からの拍手削除機能などを搭載。レコードやカセットからの録音時に、自動で曲間を認識し、トラック分割を行なうトラックウィザードも搭載。非破壊編集にも対応する。

 新たに、波形を拡大して編集している際にも編集部分が全体のどの位置にあるか分かる、オーバービュートラック機能を搭載。オーバービュートラックから、編集したい位置をクリックすることで、そこに編集範囲を移動することもできる。

 ノイズ除去機能も、従来バージョンより精度が向上。ヒスノイズ/クラックルノイズ/クリップノイズ/クリックノイズなどの除去に対応し、ICレコーダなどで録音した音声ファイルの除去にも利用できる。

 録音/編集したファイルはCD/DVDに記録可能。4chのDVDオーディオやMP3Surroundも作成できる。入力可能なファイル形式はWAV/MP3/WMA/AIFF/OGG Vorbis。AVI/WMV/MXVの動画ファイルから音声のみを入力することもできる。音楽CDからの読み込みも可能。量子化ビット数は16/24bit、サンプリングレートは22/32/44.1/48kHzをサポートしている。DirectX/VSTプラグインに対応する。


(2010年 8月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]