Nero、BDビデオ再生対応のハイビジョン動画編集ソフト

-統合型ソフトに機能追加した「Nero 10 Platinum HD」も


Nero Video Premium HDNero Multimedia Suite 10 Platinum HD

 Neroは、Blu-ray Discビデオ再生機能も備えたビデオ編集ソフト「Nero Video Premium HD」を11月25日より順次発売する。ダウンロード版の価格は10,752円。

 また、ビデオ再生/編集/BDライティングが可能な統合型ソフト「Nero Multimedia Suite 10」(6月発売済み)に、BDビデオ再生機能やPinP(子画面)テンプレートなどを加えた上位版「Nero Multimedia Suite 10 Platinum HD」を同じく11月25日より順次発売する。ダウンロード版の価格は12,600円。

 いずれのソフトもダウンロード版を11月25日に、パッケージ版を12月3日に発売。通常版のほか、Nero Video Premium HDには特別優待版を、Nero Multimedia Suite 10 Platinum HDには乗り換え/アップグレード版を用意し、価格は下表の通り。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Vista/7の64bit版もサポート(32bitエミュレーションモードで動作)。


発売日製品名販売形態価格
11月25日Nero Video Premium HDダウンロード版10,752円
(特別優待版7,854円~)
12月3日パッケージ版13,440円
(特別優待版9,240円)
11月25日Nero Multimedia Suite 10 Platinum HDダウンロード版12,600円
(アップグレード版10,175円~)
12月3日パッケージ版15,750円
(乗り換え/アップグレード版11,970円)


■ Nero Video Premium HD

編集画面

 シンプルなインターフェイスを採用し、手軽にビデオ編集やスライドショー作成が行なえるというソフト。

 マルチトラック編集対応で、PinPや、クロマキー合成、キーフレーム設定などに対応。PinPのテンプレートは66種類収録している。そのほか、さまざまなデザインの吹き出しやフレームなどを追加可能となっている。映像のノイズ除去や、BGM/効果音の設定、映像と音声の分離なども行なえる。NVIDIA CUDAに対応し、ハードウェア支援による高速変換も可能。

 BD/DVDビデオ再生機能も搭載。BD-Liveにも対応する。また、動画/音楽/静止画ファイルの管理も可能。静止画の補正機能なども利用できる。

 対応フォーマットは、ビデオ入力がMPEG-4 AVC/H.264、AVI、DV-AVI、MOD、HDV、DVR-MS、MPEG-1/2/4、MPEG4 TS、VOB、VRO、ASF、WMV、AVCHD、BDMV、Matroska、AVCREC(再生のみ)、FLV、3GPP、WTV、DIVX、OGG、OGMなど。ビデオ出力はAVI、DV-AVI、MPEG-1/2/4、WMV、AVCHD、BDMV、3GPP、FLV、MPEG-4 TSなど。オーディオ入出力は、AAC、M4A 、MP4 、AIFF 、AIF 、リニアPCM(32bit/192kHz)、MP3、MP3PRO、WMA、OGG Vorbis、ドルビーデジタル(AC-3)、FLAC。



■ Nero Multimedia Suite 10 Platinum HD

PinPのテンプレートを新たに収録した

 「Nero Multimedia Suite 10」の全機能を備えるほか、新たにPinPのテンプレートを66種類収録。他にもメニュー画面用のテンプレート99種類(25種類追加)や、自動編集機能のムービーテーマ40種類(25種類追加)、トランジション92種類(50種類追加)などが利用できる。

 他にもPlatinum HDのみの機能としてBDビデオ再生に対応。BD-Liveもサポートする。また、動画/音楽/静止画ファイルをiPod/iPhoneやPSPなどに転送する機能を搭載。機器間の転送も行なえる。転送の際の解像度やビットレートなどの設定は自動で行なわれる。

 さらに、1年間無料で5GBのオンラインストレージが利用可能なサービスも用意。なお、2年目以降も利用する場合は年間2,980円の料金が発生する。



(2010年 11月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]