ニコン、プロジェクタ内蔵デジカメ向けの投写アプリ
-iPhoneからWord、Excel、Web等の投写が可能に
アプリ「iP-PJ Transfer」の設定画面 |
ニコンは17日、プロジェクタ内蔵のデジタルカメラ「COOLPIX S1200pj」を使い、静止画やビジネス文章などをiPhoneなどから投写可能にするアプリ「iP-PJ Transfer」を公開した。無料でダウンロードできる。
対応するiOSは4.0~4.3。対応機種はiPhone 4、iPad、iPad 2、第4世代iPod touch。言語は英語と日本語をサポートする。
DLPプロジェクタを搭載したデジカメ「S1200pj」は、カメラで撮影した静止画/動画以外にも、USBケーブルでPCと接続し、PCの画面を投写する事が可能。さらに、iPhone/iPod用ケーブルを同梱し、iPod内の動画/静止画、iPhoneでアクセスしたYouTubeなどのストリーミングコンテンツも投写できる。
Webページの投写も可能になる |
このiPhoneとの連携はアプリを使わずに実現しており、製品発売時から搭載されている機能だが、今回のアプリ「iP-PJ Transfer」を使う事で、投写できるコンテンツが増加する。
具体的には、新たに静止画の1コマ再生(従来は静止画はスライドショー再生のみだった)、静止画のサムネイル表示、Webサイトの投写が可能。さらに、PCからiTunesを使い、「iP-PJ Transfer」にコンテンツを転送する事で、Word、Excel、PowerPoint、PDF、Keynote、Numbers、Pagesの投写も可能になる。コンテンツはアプリ内にフォルダごとに分けられ、登録・管理が可能。iPhoneをストレージとして使う事もできるという。
iPhoneなどに保存したファイル | PCからアプリに 登録したファイル | インターネット | ||||||
動画 | 静止画 スライドショー | 静止画の 1コマ再生 | 静止画サム ネイル表示 | 静止画 | Word、Excel PowerPoint、PDF Keynote、Numbers Pages | YouTubeの ストリーミング再生 | Webサイト | |
アプリ無し | ○ | ○ | - | - | - | - | ○ | - |
iP-PJ Transfer | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
(2011年 10月 17日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]