オーテク、SOLID BASSのBluetoothヘッドセット

耳掛け式のスポーツ向けや実売6,000円モデルも


「ATH-CKS99BT」

 オーディオテクニカは、重低音再生にこだわった「SOLID BASS」シリーズの新機種として、Bluetooth接続タイプのカナル型(耳栓型)ヘッドセット2機種を、12月14日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は、「ATH-CKS99BT」が15,000円前後、「ATH-CKS55BT」が8,000円前後。

 さらに、「SOLID BASS」シリーズとは異なるが、スポーツ向けの耳掛け型Bluetoothヘッドセット「ATH-BT07」も11月16日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。

 また、カラフルで低価格なBluetoothヘッドセット「ATH-BT09」も12月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,000円前後。




■SOLID BASS「ATH-CKS99BT」

SOLID BASS「ATH-CKS99BT」

 既報の通り、オーディオテクニカは10月19日より、SOLID BASSのイヤフォン新製品として「ATH-CKS99」などを発売。さらに「ATH-CKS55」というモデルも発売されている。それらのイヤフォン部をベースに、Bluetoothヘッドセットにしたバージョンが「ATH-CKS99BT」と「ATH-CKS55BT」。

 「ATH-CKS99BT」のBluetoothレシーバ部はBluetooth Ver.3.0+EDRに準拠。最大通信距離は10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP(Ver.1.6 HD VOICE)、HSPをサポート。コーデックはSBCとaptXに対応。SCMS-T方式もサポートしており、著作権保護されたワンセグ音声も受信できる。なお、イヤフォン部分とBluetoothレシーバ部は取り外しできない。

レシーバ部はヘアライン仕上げイヤフォンは取り外しできない側面の操作ボタン
レシーバ部分はクリップになっている充電はUSB経由で行なうイヤフォン部分

 マルチペアリングに対応し、最大8台までの機器登録が可能。専用にチューニングされたヘッドフォンアンプも備えており、イヤフォンをパワフルに駆動できるという。さらに、音響特性に優れたオーディオパーツも厳選して使っている。

 さらに、深みのある低音を再生するという「カップリングコンデンサーレス回路」を搭載した。マイクはエレクトレットコンデンサー型。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。連続再生時間はSBCコーデック使用時で最大約6時間、aptXで最大約5時間。連続通話は最大約6時間、連続待受は最大約200時間。充電所要時間は約3時間。レシーバの外形寸法と重量は、61×26×18mm(縦×横×厚さ)で、約30g。

 イヤフォンは13mm径のダイナミック型ユニットを採用。重低音とクリアな中高域を再現するという「デュアルチャンバーメカニズムAR」を搭載。再生周波数帯域は5Hz~25kHz(Bluetoothの伝送帯域は20Hz~20kHz)。ケーブルはY型で長さは50cm。4サイズのイヤーピースやポーチが付属する。



■SOLID BASS「ATH-CKS55BT」

「ATH-CKS55BT」

 Bluetoothレシーバ部はBluetooth Ver.3.0+EDRに準拠。最大通信距離は10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポート。コーデックはSBCのみサポートする。SCMS-T方式にも対応し、著作権保護されたワンセグ音声も受信できる。マルチペアリングに対応し、最大8台までの機器登録が可能。なお、イヤフォン部分とBluetoothレシーバ部は取り外しできない。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。音楽再生を含む連続通信時間は最大約7時間、連続待受は最大約200時間。充電所要時間は約3時間。レシーバの外形寸法と重量は、61×26×18mm(縦×横×厚さ)で、約30g。


イヤフォンとレシーバは取り外しできないイヤフォン部分「ATH-CKS55BT」のレシーバ部は光沢の無い仕上げ

 イヤフォンは12.5mm径のダイナミック型ユニットを採用。アコースティックレジスター(音響抵抗)を搭載した低音増幅機構「サブチャンバーメカニズムAR」を採用し、引き締まった重低音再生が可能だという。イヤーピースは、取り付け位置が調整できる2ポジションポストとなる。

 再生周波数帯域は5Hz~24kHz(Bluetoothの伝送帯域は20Hz~20kHz)。ケーブルはY型で長さは50cm。4サイズのイヤーピースやポーチが付属する。




■ATH-BT07

 防水性能を備えた、耳掛け型のBluetoothヘッドセット。イヤーハンガーを兼ねた筐体にBluetoothレシーバやマイクを内蔵しているため、ケーブルの途中に何も搭載していない。

ATH-BT07装着イメージ
筺体にBluetoothレシーバを内蔵しているイヤフォン部分本体に操作ボタンも備えている

 防水機能はIPX5相当で、水洗いが可能だが、完全防水ではない。Bluetooth Ver.2.1+EDRに準拠。通信距離は最大10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応。コーデックはSBCのみサポート。SCMS-Tに対応し、ワンセグ音声も受信できる。

 操作ボタンも本体に搭載。通話などの操作も耳元で行なえる。イヤフォンのユニットは13.5mm径のダイナミック型。再生周波数帯域は20~20kHz(Bluetoothの伝送帯域は20Hz~20kHz)。外部音の聞き取りやすさと低音を強調する「ベースリードダクト」も備えている。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。音楽再生を含む連続通信時間は最大約4時間、連続待受は最大約100時間。充電所要時間は約3時間。重量は約26g。



■ATH-BT09

ATH-BT09

 低価格でカラフルなBluetoothヘッドセット。カラーはBK/BL/CZ/PK/RD/WHの6種類を用意する。イヤフォン部分はカナル型。

 Bluetoothレシーバ部はBluetooth Ver.2.1+EDRに準拠。通信距離は最大10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応。対応コーデックはSBCのみ。SCMS-T方式にも対応する。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。音楽再生を含む連続通信時間は最大約7時間、連続待受は最大約200時間。充電所要時間は約3時間。レシーバ部の外形寸法は50×24×20mm(縦×横×厚さ)で、重量は約22g。

 イヤフォン部は8.5mm径のダイナミック型ユニットを採用。再生周波数帯域は20Hz~23kHz。ケーブルは0.5mのY型。


豊富なカラーバリエーションを用意しているカラー「CZ」のイヤフォン部分。左右でハウジングの色が異なるCZのレシーバ部分
側面に電源スイッチや音量調整スイッチを装備

(2012年 10月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]