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ソニーの「Music Unlimited」、980円/30日間に値下げ。音質はAAC 320kbpsに対応
（2013/1/30 12:16）
ソニーは30日、定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」において、楽曲をAACの320kbpsで配信する高音質オプションを開始したと発表した。
また、3月1日の正午より、Music Unlimitedの利用料金を現在の30日間1,480円から、同980円に値下げすることも明らかにした。なお、3月1日正午までにサービス購入/更新する場合は、現行価格の1,480円/30日間となり、3月1日正午以降の課金から新価格が反映される。
「Music Unlimited」はクラウド型の音楽配信サービスで、サーバーに用意された1,300万曲以上(国によって異なる)の楽曲を、インターネット経由でストリーミング再生できる。国内では2012年7月より開始され、48kbpsのHE-AACで配信されているが、高音質化が望まれていた。
今回のサービス強化により、Music Unlimitedの設定メニューにある高品質ストリームオプションをONにすると、320kbpsのAACで聴くことができる。日本国内のサービスについても、配信楽曲のうち9割が既にこの320kbpsオプションに対応しているという。
高音質モードでの再生中は、画面上に「HQ」と表示。一部楽曲は320kbps配信に対応しておらず、非対応楽曲の場合は画面上で「HQ」と表示されていても、HE-AACの48kbpsで再生される。なお、Android端末上のサービス画面では、「HQストリーミング」と表示される。
なお、Music Unlimitedで現在利用できる「キャッシュ機能」については、320kbpsの高音質モードでは利用できない。このため、通信できない場所などでキャッシュ機能を利用したい場合は、従来の48kbpsモードを使う必要がある。
現在、320kbspの高音質オプションが利用できるのは現在PS3とAndroid搭載スマートフォン/タブレット/ウォークマン、Webアプリのみ。そのほかのMusic Unlimited対応機器でも、今年中には利用可能になるという。
Music Unlimitedの、現在の利用料金は30日間で1,480円。加入最初の30日間は無料で体験できる。利用できる端末は、PC(Webブラウザ)、Androidスマートフォン/タブレット、Android OS採用ウォークマン、PS3、PS Vita、液晶テレビBRAVIA、ソニー製BDプレーヤー、ソニー製AVアンプ、iPhone/iPod touch。型番などの詳細は同社サイトで案内している。
サービス開始からの6カ月間で、これまで邦楽・洋楽あわせて300万曲以上を追加。ソニーは「楽曲カタログのさらなる充実や機能拡充を推進し、今後もMusic Unlimitedの魅力をさらに高めていく」としている。
