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ソニー、プロジェクタ搭載防水ハンディカム。約6万円
防水10m+耐低温。操作性向上、MP4録画も
(2013/5/15 13:11)
ソニーは、同社ハンディカムの防水モデルとして、プロジェクタを搭載し、16GBメモリを内蔵した「HDR-GWP88V」と、それらを省いて価格を抑えた「HDR-GW66V」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「HDR-GWP88V」が6万円前後、「GW66V」が45,000円前後。
カラーバリエーションは、「HDR-GWP88V」がブラック(B)、「HDR-GW66V」がブルー(L)とホワイト(W)。
昨年発売された「GW77V」の後継モデル。2機種に共通する進化ポイントとして、防水性能が向上。従来モデルが5mだったが、新モデルでは10mに強化(IPX8)。防塵(IPX5)、耐衝撃性能(1.5m MIL-STD810F Method 516.5-Shock)も備えているほか、新たにマイナス10度までの耐低温性能も追加された。他にも、バッテリ容量の増加や、自分撮りボタンの追加などの使い勝手も向上。録画形式はAVCHDに加え、新たにMP4も追加された。
さらに、「GWP88V」のみの特徴として、新たにプロジェクタも搭載。撮影した映像を壁などに投写できる。
2機種共通の仕様
撮像素子は1/3.91型、総画素543万画素、動画撮影時有効502万画素(16:9)のExmor R CMOS。
レンズはGレンズで、35mm換算で29.8~298mm(16:9/動画撮影時)。光学ズームは10倍。撮像素子の有効エリアを効率的に使い、光学ズームとデジタルズームを併用してズーム倍率を向上する「エクステンデッドズーム」利用時には17倍ズームも可能。光学式のアクティブ手ブレ補正機能も備えている。
動画はAVCHD Ver.2.0/MP4(MPEG-4 AVC/H.264)に対応。AVCHDは、1,920×1,080ドット/60p(約28Mbps)/60i(約24Mbps/約17Mbps)、1,440×1,080ドット/60i(約9Mbps/約5Mbps)。SD解像度の720×480/60i(約9Mbps)でも撮影できる。MP4録画は1,280×720/30p(約6Mbps)。
静止画撮影機能では、全画素超解像技術を使い、最高で2,040万画素相当の静止画が記録できる。動画撮影中に2,000万画素の静止画撮影も可能。スイングパノラマやスマイルシャッター機能も利用できる。
本体の前面に、新たに自分撮り用ボタンを追加。記念撮影などで使用できる。顔検出機能を用いて、カメラが最適な構図を決定する機能や、2人が並んだ時点でシャッターを切れる機能も用意。ズームボタンも押しボタン式からレバー式に変更。手の大きさに左右されず、グローブなどをつけたままでも操作しやすいという。
さらに、バッテリもXタイプ(NP-BX1)を採用し、従来からスタミナが30%アップ。連続撮影時間が1時間30分(実撮影45分)から、2時間(60分)に向上している。
液晶モニタは3型で、46万画素。タッチパネル仕様となる。GPSや地図データも収録する。HDMIマイクロ出力や、ソニー製カメラの共通アクセサリを接続できるマルチ端子を装備。2chマイクや風音低減機能、モノラルスピーカーも搭載する。
GWP88V
輝度13ルーメンのプロジェクタを搭載。液晶モニタの裏側に配置し、天井や壁などに投写できる。解像度は640×360ドット、10~100インチまでの投写が可能で、投写距離は50cm以上。同梱バッテリを使い、約70分の投写が可能。なお、同社ビデオカメラのように、プロジェクタ用の外部入力端子は備えていない。
また、プロジェクタ投写時に本体を自立させるためのスタンドを、底部に装備している。
16GBのメモリを内蔵し、microSDカード/メモリースティックマイクロ対応のカードスロットも装備する。外形寸法は108.5×70×40mm(縦×横×厚さ)で、重量は同梱バッテリを含めて約235g。
GW66V
内蔵メモリは非搭載。microSD/メモリースティックマイクロ対応のカードスロットは装備している。なお、プロジェクタは搭載していないが、スタンドは装備している。
外形寸法は108.5×70×32.5mm(縦×横×厚さ)で、重量は同梱バッテリを含めて約215g。