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クリエイティブ、BT/NFC/USB/NC対応ヘッドセット

「Sound Blaster EVO」。SB-Axx1内蔵。約1万円から

上位モデル「Sound Blaster EVO ZxR」

 クリエイティブメディアは、Sound Blasterシリーズの技術を投入したというヘッドセット「Sound Blaster EVO」シリーズ4機種を8月上旬より順次発売する。BluetoothやUSBなど、様々な接続に対応しているのが特徴。価格は全てオープンプライスで、アクティブノイズキャンセリング(NC)機能も備えた上位モデル「Sound Blaster EVO ZxR」の直販価格は29,800円。Bluetooth非対応のエントリーモデル「Sound Blaster EVO」は直販10,800円。各モデルの仕様と価格は以下の通り。なお、「EVO ZxR」のみ販売店限定モデルとなる。

モデル名Sound Blaster
EVO ZxR
Sound Blaster
EVO Zx
Sound Blaster
EVO Wireless
Sound Blaster
EVO
発売時期発売予定
8月上旬
直販価格29,800円22,800円17,800円10,800円
Bluetooth
NFC
USB
NC
マイクデュアルアレイマイクNCコンデンサマイク
ユニット50mm径
40mm径
インピーダンス32Ω
29Ω
出力音圧レベル
102dB/mW
Sound Blaster EVO Zx
Sound Blaster EVO Wireless
Sound Blaster EVO

 4機種に共通する特徴は、PC用オーディオ機器「SoundBlasterシリーズ」の技術を投入したこと。さらに、上位モデルの2機種「EVO ZxR」と「EVO Zx」には、クリエイティブ独自のマルチコアオーディオプロセッサ「SB-Axx1」も搭載している。

 この2機種向けには、iOS、Android向けの専用アプリ「Sound Blaster Central」を用意。このアプリを使い、バーチャルサラウンドや低音強化、セリフの強化などが可能な「SBX Pro Studio」と、ボイスチェンジやマイクノイズの低減を行なう「CrystalVoice」の設定をカスタマイズできる。

EVO Zxの使用イメージ

 「EVO ZxR」、「EVO Zx」、「EVO Wireless」の3機種は、Bluetooth接続に対応。Bluetooth 2.1 + EDRに準拠し、プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFPに対応。SCMS-Tもサポートする。コーデックはSBC、aptX、AACに対応する。バッテリの持続時間は最大8時間。

 なお、Bluetooth対応モデルはNFCもサポート。対応するスマートフォン/タブレットなどと、ワンタッチでペアリングできる。Bluetoothのマルチポイント対応で、2台までの機器と接続可能。マルチペアリングにも対応し、最大8台までのBluetooth機器を記憶できる。

 最上位のEVO ZxRには、アクティブノイズキャンセリング機能も搭載。騒音を低減して音楽や通話に集中できるほか、外部の音をスルーで耳に届け、ヘッドセットを外さずに周囲の音を確認できるトークスルー機能も備えている。

 搭載ユニットは、ZxRのみ50mm径、その他のモデルは40mm径ユニットとなる。

 全モデル、パソコン/MacとのUSB接続に対応。「Sound Blaster EVO コントロールパネル」をインストールすれば、バーチャルサラウンドの「SBX Pro Studio」や「CrystalVoice」の機能が利用できる。ただし、Sound Blaster EVO WirelessとEVOで「CrystalVoice」を利用する場合は、FX機能、ノイズリダクション機能のみとなる。

 アナログ接続も、全モデルが対応。4極プラグの接続をサポートするほか、最上位のZxRは、ステレオミニ&マイク接続、航空機用プラグへの接続もサポートする。なお、Bluetooth対応モデルは、バッテリが無くなった場合でも、有線接続のヘッドフォンとして音を出す事ができる。

 マイクも全モデルが搭載しているが、EVO ZxRとEVO Zxには、デュアルアレイマイクを採用。CrystalVoice機能やエコーキャンセル機能などを組み合わせ、高品位な音声通話やボイスチャットができるという。

 重量は、EVO ZxRが約340g、EVO Zxが約287g、EVO Wirelessが約249g、EVOが約241g。

EVO ZxRのデュアルアレイマイク部分
Sound Blaster EVO Wirelessのマイク部分

(山崎健太郎)