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AK100/100MKIIがDSD再生に対応。ファーム2.30公開

ファームウェア2.30を適用したAK100で、DSDファイルを再生しているところ

 アユートは、iriverのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Astell&Kern AK100」、「AK100MKII」の新ファームウェア2.30を公開。新たにDSDファイルの再生に対応した。

 AK100/AK100MKIIはDACにWolfsonの「WM8740」を採用。WAV、FLAC、APE、MP3、WMA、OGG、AAC、AIFF、Apple Losslessの再生に対応し、WAV、FLAC、AIFF、Apple Losslessは24bit/192kHzの再生にも対応している。しかし、DSDの再生は上位モデル「AK120」のみで、これまでは再生できなかった。

 新ファームの2.30を適用する事で、AK100/AK100MKIIでもDSDファイルの再生が可能になる。対応するファイルはAK120と同様、DSD 64(2.8MHz)のみ。PCM変換しながらの再生となるのもAK120と同じ。

 ファイル形式はDSDIFF(.dff)、DSF(.dsf)に対応。DSFファイルのタグ情報もサポートしている。なお、アルバムアートには非対応。ギャップレス再生やイコライザ、Bluetoothでの伝送もDSDでは利用できない。

 また、DSDファイルの再生は高負荷がかかるため、動作が遅くなったり、バッテリの消費が早くなる場合があるとしている。アユートではそのため、操作する場合は再生を一時停止してから行なうようアナウンスしている。

 DSD再生以外の機能も追加。USB接続中、「充電&再生モード」を選んだ際に、電源オフ機能を有効にした。さらに、バックライトオフ時に発生したノイズも改善したという。

アップデートしてみた

再生中に操作が遅くなるが、試用した範囲では音が途切れるようなことは無かった

 新ファーム2.30をAK100にインストール。拡張子DSFのDSD 64(2.8MHz)を転送したところ、問題なく再生できた。

 ギャップレス再生やイコライザは利用できなくなるが、出力信号が3dB増加するブーストモードは引き続き利用できた。AK100/AK100MKIIのユーザーはハイレゾファイルの所有率も高いと思われ、DSDファイルも既に所有している人もいるだろう。そうしたライブラリをそのまま転送し、ポータブルでも再生できるのは嬉しい機能強化だ。

 使っていると気になるポイントもある。前述の通り、AK100/AK100MKIIにとってDSDファイルの再生はかなり負荷が高いようで、再生したままメニュー操作を行なうと、メニューの遷移に1~2秒かかったり、スクロールがカクついたりと、再生以外の操作がかなり重くなる。アユートのアナウンス通り、楽曲を探したり、設定を変更する時などは再生を一時停止すると良いだろう。

 なお、再生中であっても、シークバーで再生位置のジャンプをしたり、ボリュームつまみを回しての音量調整する程度であれば、1拍遅れる程度で操作が反映されるため、聴いている最中の微調整であれば、さほど待たされる感じはなく使うことができる。

(山崎健太郎)